【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 16.09.2023
日本語訳:
2022年10月から2023年3月にかけて、ロシアはウクライナ全土のエネルギー・インフラ施設に対する長距離攻撃を重点的に実施した。空中発射型巡航ミサイル(ALCM)、とりわけAS-23a“コディアック”[*注:Kh-101]は、この種の攻撃任務のほとんどで中心的な役割を担った。ロシアは、このタイプの兵器をロシア領内奥深くから発射する目的で、戦略爆撃機を用いている。
2023年4月以降、ALCMの使用率は下がっており、その一方でロシア指導部が巡航ミサイルの生産率を上げる努力に重点を置いていることが、公開情報によって示されている。
それゆえ、ロシアがかなりの数のALCMを備蓄できている可能性は高い。次の冬の間、ロシアがこの種の兵器を再び重点的に使用して、ウクライナのインフラを攻撃目標にする可能性がある。そして、その可能性には現実味がある。
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