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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 2024.09.03
Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 03 September 2024.
— Ministry of Defence 🇬🇧 (@DefenceHQ) September 3, 2024
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Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine - 03 September 2024
日本語訳
ロシア全土で新学年が始まるなか、ロシア政府は新たな軍事教練単位の導入とそれへの予算投下を進めている。この単位は、15〜18歳対象の「母国の安全と防衛の基礎」と呼ばれる新カリキュラムの一部だ。このコースは11単位からなり、履修時間は68時間が必要となる。また、さまざまなテーマを扱う予定で、そこには諸兵科連合戦闘や小火器の取り扱い知識の習得といったものも含まれている。その目的は、「憲法に規定された国家防衛義務をあらかじめ果たせるようしておくための知識・技術を習得することと、価値観を形成すること」にある。
このカリキュラムが求めているのは、これまで以上に軍事化し、治安・安全に特化した社会を構築することにあり、結果的に今後、そのような社会になっていく可能性は高い。また、新たな若者戦略が2024年8月に政府承認された。この戦略の目的は、軍務に就くことの名声の向上、愛国主義と国民の責務という考えを植え付けることにあるが、主たる目的は、徴兵年齢未満の青少年を精神的にも肉体的にも軍務に備えさせることにある。
さまざまな軍事的活動を行う子ども向けサマーキャンプのさらなる増加がみられている。ここ30年の間に、若者の価値は集団主義から個人主義へと、国家主義からコスモポリタニズムへとシフトしてしまったと、上述の戦略は指摘している。ロシアと地政学面で競合する勢力がそのイデオロギーを拡大していこうとしたことが、伝統的価値観の弱体と個人主義の増長という結果を招いたと、この戦略は主張している。この戦略はその流れの逆転を狙っており、青少年の軍事化は逆転プロセスにとっての必要不可欠な一要素になっている。