見出し画像

気がかりな宝物

 こんばんは。今日もお疲れ様でした。職場で色々と人間関係のトラブルがありまして、世の中にはいろんな考えの人がいるんだなあと改めて思いました。

さて、今日は休憩中にぼんやりと考えたことについて書きたいと思います。

ちびまる子ちゃんからキートン山田が引退するというニュースを聞いて、さみしく思ったのですが、アニメを思い浮かべた時に、まず給食の献立を運ぶ映像が浮かびました。私の通っていた小学校は小さかったので、まる子ちゃんの学校のように教室に給食を運ぶことはありませんでした。
あんな感じで教室で食べたこともなかったし、廊下にこぼしてしまうというイベントもなかったなあと思い返していたのですが、1人の給食のおばちゃんに仲良くしてもらったのを思い出しました。

当時の私は小食で、ご飯を食べ切るのに苦労していました。遅くまで残ってしまうと、自分で給食のおばちゃんのところにまで持っていかなければなりません。そのためよくおばちゃんに会うことがあったのですが、残してしまうこともあり、そのことが申し訳なくよく謝っていました。逆にちゃんと食べられた時には「美味しかった!」と話をしにいくこともありました。
休憩時間に遊んだりしている時にもおばちゃんのところに行ったりしました。年末には住所を聞いて年賀状を送ったりしました。

そんな中、小学6年生になったときの誕生日におばちゃんがプレゼントをくれました。恐竜の絵が描かれた青い筆箱でした。小学校低学年の子たちが使うことが多い箱型の筆箱で、今思えば少し子供っぽかったですが、私はおばちゃんからプレゼントをもらえたことが嬉しく、卒業まで使いました。

中学校ではその筆箱は使えなくなりました。なぜならタイムカプセルに入れたからです。同級生と当時の私の宝物を入れ、グラウンドの片隅に埋めました。
筆箱の中には数年前に亡くなってしまった愛犬の写真も入れました。

それを20歳になった時に掘り出しました。中身を見て、久しぶりにおばちゃんがくれた筆箱を見ました。全く痛むこともなく保管されていたのがうれしかったです。私はそのまま持って帰りたかったのですが、なぜかもう一度埋めることになってしまいました。

あれは現在どうなっているのでしょうか。
多分もう同級生と集まることはありません。このまま朽ち果てていくのでしょうか。それが気がかりでなりません。

そしておばちゃんとは小学校を卒業してから会うことはなくなりました。
高校ではおばちゃんのお孫さんという人が同じ学年にいたようですが、知らない間に転向してしまっていました。異性だったし、人見知りだったので話しかけづらかったのはありますが、おばちゃんの話をしたかったです。
おばちゃんは私の祖父母の一回りしたぐらいの年齢だったのではないでしょうか。もう30代になった今、おばちゃんはどうしているのでしょうか。もしかしたら…と思ってしまうと寂しい気持ちでいっぱいになります。

おばちゃんが今も元気でいててくれたらいいな。

もう一度会いたいです。

いいなと思ったら応援しよう!