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僧侶の叔母とベンガル・バルア仏教

叔母の紹介


ルナ・バルア 50歳くらい


父方の叔母であるルナ叔母さんは、バングラデシュのチッタガン州の厳格な仏教の家庭に生まれ育つ。若くして修行の道に入り、地元の仏教寺で熱心に僧侶としての修練を積み重ねた。当時、女性が寺を指導し、権威を築くことは社会的に認められていなかった中で、ルナ叔母さんが率いるバングラデシュの女性僧侶たちは長年にわたり、地道で精力的な活動を通じて、今ではチッタゴン州では多くの女性が大僧侶として活躍している。現在、叔母はチッタガンの山中で寺兼孤児院を建設する一方で、アジア各国を訪れながら、旅先の仏教徒たちに対して教義を説きながらさらなる修行を重ねている。


バングラデシュの仏教について


バングラデシュの仏教徒は、主にベンガル仏教徒(バルア仏教徒)、チャクマ仏教徒、アラカン仏教徒。一番多いベンガル仏教徒だけで、約14万人の人口を擁している。バルア族仏教徒が中心で、外見的には一般のベンガル人と変わりません。信仰は教理よりも儀礼が中心で、三宝への礼拝や宗教祭、通過儀礼が重要されています。村ごとに宗教的なコミュニティがあり、一般の仏教徒の家には小さな仏壇がある。日に3度の礼拝を通じて五戒を守り、僧侶への布施を通して功徳を積んでいる。

叔母や弟子達の一日のスケジュール

左から弟子、弟子、ファン、チャクマ族の大僧侶

朝5時に起床し、地域のスピーカーとして説法的な歌を歌う。
6時には子供たちと一緒にご飯を作る。
朝食は主にフルーツと野菜で済ませる。
9時には皆で掃除をして、11時に軽食。
叔母と弟子たちは12時以降は次の日まで食べません。
その後、ビハーラ(食べ物)をもらいに行き、弟子や子供たちに勉強を教える。
6時には地域の人々が礼拝のために集まり、説法を開始。
仏教の歴史や釈迦の人生、教えについて伝える。叔母声綺麗。
8時頃には就寝。


建設中の寺


まだまだ裸に近い叔母の寺。日当たりが良く穏やかな山中にある。

ここに来訪者が集まり夕方の瞑想やお祈りをする
夕方は屋上が絶景。ここでアフターヌーンティーを決める日課だった。
花やフルーツの木がたくさんある爽やかな場所。


ゴールデン・テンプル

丘の上1,600フィートに佇む黄金のテンプル

ゴールデン・テンプルの正式名は仏陀ダート・ジャディ寺院。自然に囲まれた、丘の上1,600フィートの高い位置にあり、南アジア最大のヒナヤーナ仏教寺院としてゴールデン・テンプルは2004年に完成。この寺院は仏教コミュニティにとって聖なる場所であり、ミャンマーの職人によって木で作られたユニークな建築物として知られている。
毎年2月頃には、寺院の敷地で祭りが開催され、満月の夜には数千の土製の灯りが灯されます。しかし、最近では多くの観光客が訪れ、地元の人々は寺院や周辺地域の汚染を危惧している。


終わりに

叔母達の仏教はより原始仏教に近く、釈迦の理念や生き方をより考えさせられる時間だったと思います。瞑想になんども誘われたけど煩悩から離れられなくて一度もしなかったな。(笑)
叔母は一時代で女性僧侶の権威のために戦った人物で今も人のために活躍してる人です。もう色々やめて私と一緒に世界中旅しようよと言ってくれた時はすごく揺れました。
旅行の話を全て書こうと思ったけど、まずは叔母やベンガル仏教の紹介しないと話にならないと思い書きました。
もうすぐ一年になるので頑張って残すことにします。


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