日本の無宗教は本当の無宗教だろうか?
今日の写真は親子丼です。
日本人の7割が無宗教と言われていますが、本当にそうでしょうか?
私たち日本人は、お正月に神社にお参りに行ったり、葬儀などではお寺のお坊さんに法要をお願いしたりします。いわゆる多神教であり、逆説的には無宗教でもあるとも言えます。宗教に対する考え方が世界でも珍しい部類に入るのではないでしょうか。
たとえば、文化庁がまとめた平成28年版(平成29年2月発表)の「宗教年鑑」によると、日本における各宗教(仏教や神道、キリスト教などすべての宗教)の信者数は、合計約1億8900万人と、軽く人口を超えています。
つまり7割は本人は自覚していない信者だと言えます。自覚している人が3割で多数決をとると負けてしまうのが宗教です。だから多数決で決めたいとは思いません。
その信じていることは「知らないことは信じない教」です。逆に言うと知っていると思ったら信じてしまうことです。信じてしまったら疑うことをしません。迷信でも親に教えられたら疑うことをしません。
人によって知るは異なっています。初詣に神社仏閣にお参り行ってお願い事をするのが常識だと信じていても、病気や怪我で入院したら、決まり事だからしていたこともしなくても年末年始は来るのだと知ります。
お金を借りて返すのが当たり前だと思っても返せないのならば返さなくても良いと思っている人もいるのです。貸す側も土地を担保にお金を貸して利息で儲けようとして貸したお金で土地を買うように勧めたのです。
借りたお金で株を買って土地を買って株も土地も価格が上がると信じていたのです。それがバブル時代です。上がったものは下がります。自然の摂理です。バブルが弾けて不景気になったのです。
常に疑う事が必要ですが、宗教は疑うことを嫌うのです。信じるものは救われるですから疑うものは嫌われるのです。信じ続けてはいけません。信じ切ってはいけません。嫌われても好かれても信じることも疑うことも必要です。
知らないことは知りましょう。知って欲しいことは知ってもらいましょう。
知って欲しくないことは知って欲しくないと知らせましょう。
日本人の無宗教(知らないことは信じない教)を世界に広めましょう。