人生最後の日を迎えるにあたって
終焉の日が、刻々と迫る時計の針のように、私の心に刻み込まれている。如何ともしがたいその事実を前に、私はただ精一杯生きようと決意した。
それは、目の前の障壁を、己の両手で打ち砕くが如く、問題に真っ向から立ち向かうことだ。未解決の問題を抱えたまま、この世を去るなど、到底許されることではない。
死後、我が子孫が平和な日々を送れるのか。それは、霧の中に消えゆく幻影を追うがごとく、確かな答えのない問いである。しかし、私は現世の延長線上にある未来を信じる。少子高齢化、地球温暖化という