不登校になった時、仕事どうする?【辞める決断編】
こんばんは、SSWパン子です。
不登校になった時、仕事どうするシリーズ、今回は【辞める決断】をしたエピソードを紹介します。(ご本人に許可をいただいて紹介しています)
小3のお子さんの不登校に悩んでいたA子さん。大好きな仕事と、お子さんの分離不安の間でとても悩まれていました。
お子さんが不登校になってから、職場や親戚、ご近所さんなどに助けてもらいながらなんとか「しのいできた」今日までの日々。でも、お子さんの分離不安はますます強くなり、朝から「気持ち悪い」「頭痛い」と体調不良を毎日訴えるようになりました。
1人で留守番ができれば、キッズケータイなどでやり取りをしながらなんとか仕事を続けることができますが、体調不良が毎日になってしまうと、どうしても誰かに預けることが難しくなり、休まざるを得なくなります。
これじゃ働けないよ、、、
そんな思いを何度も何度も乗り越えてきました。いや、しのいできたんですね。
おそらくこれからも、1日1日なんとかしのいでいく方法はあるのだと思います。
「そうやってみんな仕事と子育て両立してるんだよ」
とか
「お母さんがまずはやりたい事やるのが1番だよ」
とか、
「子どものせいで仕事を辞めたら、子ども傷つくよ。」
など、子育てと仕事を両立の大切さを謳った情報もネットの中にはたくさんあり、A子さんの心は揺れました。また、職場の人間関係にも恵まれて、なんとか続けて欲しいと上司から昇給の話もあったそうです。
でも、やっぱり目の前の子どもが苦しんでいる現状は変わりません。
どうしたらいいんだろう。
「目の前に傷だらけの我が子が倒れていたら、駆け寄って抱き上げますよね。でも、今自分がしている事は、大声で助けを呼び、誰かが助けてくれているのを見ているだけなんです」
そんな苦しい胸の内を明かしてくれたこともありました。
悩みに悩み、A子さんはご主人と相談をしました。
ご主人は
「仕事を辞めて家にいてくれたら、自分も安心する。」
「稼ぎが少なくて申し訳ないけど、これはお金の問題じゃない」
「仕事を辞めさせてしまうのは申し訳ない」
「あの時仕事を続けておけば、、という後悔よりも、あの時子どもを優先していたら、、という後悔の方が嫌だ」
など、夫として、父親としての素直な思いを話してくれたそうです。
その時に、お母さんの気持ちが決まったそうです。
仕事を辞めて、子どもとじっくり向き合ってみよう。
失敗するかもしれない。うまくいかず煮詰まるかもしれない。
でもやってみる。やってみたい。
そうお母さんが決めた日から、不思議とピタッとお子さんの体調不良が止まり、食欲が出てきたそうです。まだお子さんに退職のことを伝えていないのに。
不思議ですね。
このような経緯を辿って、仕事を辞める決断をした方もいました、というお話でした。
次回は、このケースの子どもも含めた家族会議の様子を発信できたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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