【詩】光の檻

小さな画面に囚われた君
指先は迷いなく、滑らかに踊る
けれど、その瞳はどこを見ている?
心はどこへ向かっている?

「もうやめようか」
そう言うと、小さな眉が曇る
「あと少しだけ…」
その言葉に、胸が痛む

奪いたくない、でも戻ってきてほしい
本当に大切なものは
指の中じゃなく、心の中にあることを

だから今日は、画面を閉じて
風を感じに行こう
鳥のさえずり、木々のざわめき
本当の世界の音を聞きに行こう

光の檻から抜け出して
君の目が、本当の輝きを取り戻すまで

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