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【詩】踊る君を夢見て
小さな指で画面をなぞる君を
何度も叱った、何度も嘆いた
閉じこもる瞳の奥に
届かない言葉を投げ続けた
でも今日、君はママに言ったんだ
「ダンスって楽しそう」って
その一言が、胸の奥で光った
雲の隙間から射す光みたいに
まだ踊らなくてもいい
ただ、
君の心が動き出したことが嬉しい
君の世界が、
スマホの向こうにも広がるなら
僕は何度でも、
その背中を押してあげたい
君がいつか、
一歩を踏み出すその日まで
僕は待つ、信じて、見守る
そしてその瞬間、
君はきっと知るだろう
自分の足で踏み出す世界が、
どれほど眩しいかを
その日も、その先も、
ずっと変わらない
君がどんな道を選んでも、
僕はずっと君を愛している