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#34 1ミリの後悔もない、はずがない|一木 けい

大人になった桐原が見たかった・・
最後の桐原の手紙は、まだ中学生の恋が続いているような感じで、うれしく感じた
高山と関係をもつ、ミカと泉
それぞれの高山への目線が異なっていて、女の目線で男の見え方も変わるのが不思議
高山と泉の別れのシーンが心を打った
遊ぶ女はたくさんいて、誰に対しても本気にならないのに、どうして絶対に手に入らない泉を好きになったんだろう
人を好きになるというのはそういうこと?
男の人は現れては消えていく
心を許しかけても、すぐに消える
自分からも特別追ったりしない
そういう浅い関係性を作っては消していく中で、どうしても一人、執着心が消えない人がいる 会いたいなと思った

もし母親になるなら、由井のような母親になりたいな
静かな愛情をもって、見守る
子どもの判断に任せる
その愛情をわかる河子も、心や感性が成熟しているのだろう

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