#33 店長がバカすぎて|早見 和真
まず始めに思ったのは、店長が、以前勤めていた職場の上司が可愛くなった感じだということ・・(前の上司は可愛くない)
色々勘違いしている人だし、頼りにもならないけど、親近感を感じて可愛く感じられた
バカな店長の下で、谷原京子が仕事を辞めるか、辞めないかと日々葛藤しながら仕事に追われる日々が本当に今の自分の現状と重なった
仕事を辞めるのは簡単かもしれない
でも、辞めたそのあとに何があるか?
小柳さんが言うように、辞める意味、働く意味を選び取っているかということに意味がある
谷原京子の姿はたぶん、日本全国の働く女性が共感できると思う
好きなことを仕事にするのは、やっぱり何かあった時の最後の砦というか、頑張る力を振り絞る原動力になるのかな、と思った
物語としても、最後に、大西賢也先生をサイン会に呼ぼうとするあたりは、小柳さんや西野えなこさんあたりもたくさんいろんな人がからんできて、おもしろかった
私も、読書量と人との距離がだんだんと比例していっている気がする・・
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