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パニック障害になってからのこと1

ー パニック発作が起きた日〜病院に通い始めるまで ー

今回も前回に引き続き、以前開設していたブログで書いていたものをそのまま載せています。

自分の考えを書くには、まず自分のことを知ってもらうところから、と書き始めたのがこの文章でした。

今パニック障害になってびっくりしてる人、不安な気持ちで毎日を過ごしている人の支え(もしくは何かの参考?)になればと思い、まず私の初めての発作のときの症状や、そのとき考えていたことからお話ししています。

人それぞれ発作の形はあると思いますが、発作のことを読むとしんどくなってしまうのではと不安になってしまう方は、ぜひまた気が向いたとき覗きに来てくださいね!

いつでもお待ちしています。☺︎


 ー ここから以前のブログになります。ー


ブログを開設してから、何から書いていこうかと考えていましたが、やはりパニック障害になってからのことから書いていくべきかなと思いこの文章を書いています。



私が初めて「パニック発作」と認識できる発作を起こしたのは、2020年の3月初旬でした。

新型コロナウイルスという未知のウイルスが世界中に広まりはじめ、まだマスクも矯正されていない時。

誰かが軽く咳をしただけでも過敏に反応してしまったりコンビニやスーパーから消毒液や解熱剤などのお薬がなくなりはじめた、誰もが不安に思いはじめていた時。



バイトにしても遊びにしても予定をパンパンにすることや余裕のない生活が苦手だったくせに、その頃の私はバイトを3つも掛け持ちし、次の進路(短期大学入学)に向けていろいろなことを詰め込み頑張っていました。
ほぼ1ヶ月の間、何も予定のない日が無く疲れていたのはわかっていたのに、私は休むよりもリフレッシュしたいと友人と映画を見に行くことにしたのです。

雨が降っていたせいか帰宅ラッシュ時の満員電車の中はモワッとして、良い空気ではありませんでした。

バイトに進路に人間関係、そして家族との関係と恋愛…物事を深く考えて込んでしまう私は、日頃から悩むことやストレスも多く、加えて休む日も作らず寝不足の日々でした。

またその日は両親共に仕事で家に帰らない日だったため、夜ご飯当番は私。

電車に乗っていると、いろいろなことを考えます。

日頃の疲れに加えて電車の空気の悪さにすぐに酔ってしまいました。
「次の駅で一度降りたい」と何度も思ったけれど、帰りが遅くなってしまうので我慢して乗り続けていました。

開いていたドアが閉まった時、急に「今しんどくなって倒れたり吐いてしまったら誰か助けてくれるのかな」という不安に駆られました。
コロナが日本で流行り出してすぐの頃、まだ世界中の人がコロナの症状がどんなものかはっきりとは分かっていなかったため、私は自分がコロナに感染していると思われたら誰も助けてくれないのではと思ったのです。

そう思った途端に吐き気は強まり、息切れと手足の震え、激しい動悸、冷や汗などの症状も同時に現れはじめました。
体調って数分の間にこんなにも悪くなるものなの?と焦り始めると同時に、助けてもらえないのではという不安はどんどん強まっていきました。

気を紛らわせようと音楽を聞いたりYoutubeを見たりしても何も頭に入って来ず、目の前は真っ白。
なんとか次の駅まで持ち堪え、扉が開いた時にはもう電車を降りざるを得ない状態でした。


電車を降りると、さっきまでの症状は嘘のようにスッと引いていきました。
私は「疲れているんだな、少し酔ってびっくりしただけかも」と呑気なことを考えながら、念のためその日は無理を言って彼氏くんにお迎えに来てもらいました。

家に着くとすっかり体調は落ち着いて元気になっていました。


次の日からはまたバイトづくしの毎日でしたが、初めてパニック発作が起きたあの日から1週間ほどは何事もなく電車に乗りバイトに通いました。

しかし1週間ほど経ち、急に乗り換えの電車を待っている時、あの不安が蘇ってきたのです。


また前みたいに電車の中でしんどくなったらどうしよう。
吐きそうになったらどうしよう。
誰も助けてくれないかもしれない。


そう思うと何度電車が来て席に座っても、毎回ドアが閉まる直前に降りてしまい、電車に乗れなくなってしまいました。

その時初めてネットで検索して知ったのが「パニック障害」。

検索して症状を見ると私に起きた症状がそのまま、私のことを見て書いたのではないかと疑うほどそのままの症状が書かれていました。


とりあえず電車に乗れないのでその日のバイトは連絡をしてお休みさせてもらい、各駅停車の電車に乗り一駅ずつ降りながらなんとか家まで帰りました。


私は自分の体調のことや最近起きた発作のことなどを両親に相談して、近所のメンタルクリニックに行くことに決めました。
初診の予約が取れないところが多い中、ここは早めの予約が取れたのでわりとすぐ受診することができました。


診断はやはりパニック障害。


先生からは薬物療法を勧められ、やってみて合わなかったらやめようと、抗うつ薬(毎日飲むお薬)と抗不安薬(発作が起きた時の頓服薬)の2種類のお薬を処方していただきました。
(先生の説明では、パニック障害の治療に使用するお薬は鬱病の治療に使用するものと同じらしい)

病院に行くまでの期間にも何度か発作が起こり、この頃には電車はもちろん、バスや車に乗るのもほとんどできなくなっていました。

しかし、ここからさらに私の体調は悪化していきます。



あまり一度に長く書き過ぎてしまうと読みづらいので、とりあえず今回はここまで。
次は病院に通いはじめてからの体調と心の変化について書いていこうと思います。

もし今パニック障害になって苦しくて、どうしようどうしようと不安に思っている人がいたら、ひとりじゃないよって伝えたいです。

そう伝えるために、このブログを開設しました。
誰か1人でもいい。一瞬でも心が軽くなるお手伝いができたら嬉しいです。

ではまた…

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