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胃壁より愛を込めて

経鼻胃内視鏡、いわゆる「胃カメラ」デビューをしました、鼻からね。そこで生まれて初めて自分のホルモンを見たのですが、想像以上に美しかったので、どうぞ話を聞いてください。

↑の記事にも書いた様に、26歳頃から胃の調子が悪くて(四捨五入すると10年以上になるのか……)どうせ原因はストレスなので病院にかかる気は無かったのですが、叔父がピロリ菌を持っていた事が判明しまして。

母の兄にいるって事は母にもいるんだから、と言う事は私も?
もしや、この胃痛の原因ってピロリちゃん……?

な〜んて思っていたら今月の頭にまた激痛が。ピロリ菌の検査を保険適用でやるためには胃カメラ必須なので、まぁやってみる事にしました。ネットで見る限り「鼻からは痛くない」らしいからね……。

痛みはどうだったかって?痛いに決まってるじゃないですか!w
いくらカメラが小型になろうが名医がやろうが(そういう評判の病院でやった)鼻から菜箸入れたら痛いにきまってるでしょバッキャロー!技師さんが「痛いのはぱねかみさんが力んでるからですよ〜」って言うけど喧嘩売ってんのか!って、涙と唾液を垂れ流しながら恨んできました。

まぁ、経口よりマシなのも、技術の進化も分かるし、どのみち処女を散らすのは痛い……(慣れたら気持ちよくなるのか?)

それはさておき、検査後に院長(技師の師匠、市村正規似。プライドの高さとチャーミングさが同居した、なかなか味のある院長だった)からの診察と解説を受けまして。

「はい、これシマチョウね〜」と言われながら見た(おそらく鉄板ギャグ)私の食道・胃・十二指腸は、素人目に見てもツヤツヤでプルプル!持ち主のメンタルの病み具合とは裏腹に、持っている生を謳歌してやろうと瑞々しく潤っていました。こんなホルモン出してる店があったら食べログ評価4.98ですよ!(正直、ちょっと美味しそうだと思った)

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私は昔からメンタルが弱いし、感情がジェットコースターで、私は腹のなかにどんだけドス黒いものを抱えているんだろうと思う事が多々ありました。ストレスで胃をギュウウと虐めているに違いない、と思っていた節もあります。しかし蓋を開けてみれば、胃壁は温泉上がりの肌のごとし。これからどんな事にも挑戦できる若者の様な気がしたし、この肌に触れるものは穢れがあってはならない、と素直に感じました。

あぁ、私の体の中心って、こんなに美しかったのね。ストレスに負けて何度も何度も泣いて夜を過ごしたけど、私の体は懸命に美しくあってくれたのね。自分の体の中に聖域が、あった。只々その事実に感動したのです。

まさか胃カメラを通して自分の美しさを知る事になるとは思わなかったけど、自分が美しいと素直に思えるのって、すごくいいですね。うん。たまたま私は料理が好きなもんですから、これからもこの聖域には、よく噛んだお肉、新鮮な野菜、精製されていない砂糖や上質なオイルを染み込ませてあげたいと、それこそ「腹の底から」思ったのであります。

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検査後はじめての食事、名店のピザをテイクアウト。
おひたしとトマトに上質なオリーブオイルを掛けて食べた。

ちなみに院長曰く「胃そのものは健康ですから、胃痛は精神的なものですね、この結果を知ったら段々良くなると思いますよ」との事。検査を受ける前は「ピロリとか潰瘍とか原因がハッキリあってくれた方が助かるんだけどなぁ……」と思ってたんですが、素人目に見てもツルピカ健康だったので、診断は腑に落ちました。院長と2人でローラのオッケー!してきた👌👌

まぁ、はっきり「精神的なもの」って分かって、よかったかな!
だってこんなにサンクチュアリなんだもの。

#料理 #健康 #ライフスタイル #ぱねかみの節約ごはん

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