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花粉症とパクチーは似ている

花粉症の始まりも、パクチーを好きになるのも、コップの水が溢れる様に「ある日突然」という所が、両者とても似ていると思う。どちらも「だんだん」その状態になるという話はあまり聞かないし、私自身も、コップが溢れたごとく、2つともを享受したタイプです。花粉症のコップが溢れたのは小学校6年生の3月、クシャミが酷すぎて卒業式の練習に差し障りがあった事を覚えています(体育館に響き渡るハクション)。

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パクチーのコップが溢れた瞬間もよく覚えています。場所は、大阪の南堀江にあるベトナム料理「チャオルア」。とてもカラフルで、現地らしい金物の椅子や食器が印象的な、黄色い外壁のお店です。

物にもよるんだろうけど、下手に日本ナイズしない方がいい時って多々ありますよね。私にとってはパクチーがそうで、チャオルアの現地なイス、テーブル、食器、調味料を使って食べるゴイクンは、カフェのなんちゃってアジアンとあまりにも違くて、脳のシナプスを新規作成するくらいの衝撃があった。あぁ、あまりにも日本の味と違う、つまりシナプスが無いから、構築された途端に好きになる類の食べ物なんですかねぇ。隠し味は衝撃ってこと?

そうしてシナプスを構築した私は、家でもパクチーを使ってちょこちょこ料理を作っている。まだ東南アジアの味付けは上手に出来ないけど、それなりに楽しくパクチーと付き合っています。

ただ、まぁ、私は所謂パクチストではないと思っていて。好きな人は病的に好きですよね(日比谷で飲んだパクチーモヒートは消毒液でも飲んでる気分でした……)。私の経験に基づくパクチスト評価基準として、ノコギリパクチーが食べられるかどうかが、非常に重要となっております。

大阪の阿倍野に「ニャムニャム食堂」というカンボジア料理のお店があって、1ミリも日本人に媚を売らない現地の味が楽しめる、唯一無二のお店なんだそうです。すごいね、2回ほど行ったけど、1ミリも、食べた事あるものがなかった。そこで食べられるノコギリパクチーっていうのが、もう……ね!太さ5mm程の茎にラップの切るとこみたいな葉が生えていて、それを生で、5cmくらいに切ってサラダとして食べます。食べると痛い。いつも私達が食べているパクチーが小松菜奈だとしたら、ノコギリパクチーはターミネータのシュワちゃんだよ。それくらい強い(物理)です。

常連らしき隣のテーブルの人は普通に食べてたので、好きな人には堪らないんだと思います。食べたのが5年以上前なんで、記憶が脚色されている可能性はありますが、あれを食べて以来、生ノコギリパクチーが食べられるかどうかが、真のパクチニストかを問うのではないかな、と思っています。(今食べたら案外いけたりして)

パクチー、皆さんは最初から美味しく食べられましたか?それともカメムシでした?あなたのパクチーコップが溢れた瞬間が気になって仕方ないぱねかみなのでした。

#料理 #健康 #ライフスタイル #ぱねかみの節約ごはん


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