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たれたらしめるもの

醤油ダレ、わかる。
味噌ダレ、わかる。
塩ダレ、塩ダレ……?

おそらく私が料理好きで、何かと塩味が好き(焼肉・焼き鳥・ラーメン)な所為だと思うんですが、昔から塩ダレが不服なのであります。

wikiによると、タレとは『料理に使う液状の合わせ調味料』とのことで、まぁ皆さんも認識は合っていると思うのですが、塩って粉末状ですよね?なのに、塩ダレは液状です。この塩ダレをたれたらしめている液状成分は一体なんなのでしょう……?

塩ダレのレシピを調べると、材料は大体こんなもんです。

・塩
・長ネギ
・粉末鶏がらスープ
・にんにく
・レモン汁
・ごま油

この材料からすると、このタレは「ねぎダレ」もしくは「鶏ダレ」と呼ぶのが正解ではないでしょうか?よく考えてみて欲しい。この材料で塩ダレと呼ぶのは、ハーゲンダッツのストロベリー味(成分:クリーム、脱脂濃縮乳、ストロベリー果肉、砂糖、卵黄)を「クリーム味」と呼ぶのと一緒ですがな!おかしいやろ!

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○○のタレと呼ばれるものには、大体3種類ありそうです。

①〇〇(に合う)タレ ex.焼肉のタレ、うなぎのタレ、万能ダレ
②〇〇(で出来ている)タレ ex.醤油ダレ、味噌ダレ
③〇〇(のイメージがする)タレ ex.塩ダレ、スタミナダレ

食品としては、美味しい(そして売れる)がゴールなので、それを達成するため③があるのはわかります。でもさ、このままじゃ「アイドル塩ちゃんの自伝出ましたけど書いたのは全部ゴーストライターです💖」みたいな虚しさがあるじゃないですか。今の塩ダレはもちろんおいしいけど、なんかこう、塩ダレと呼ぶに相応しい、どんなに下手でも塩ちゃんの声そのものが聞きたい!そんな塩ダレもあったらいいのにな〜と胸を膨らませるのです。

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と思ってたら、世の中には「水塩」という調味料があるらしいですね。

2014年ごろ流行ったようです。ものすごくざっくり言うと、天然塩に水を加えて沸騰させて、(カルシウムを取り除くため)コーヒーフィルターで濾せば作れるみたいです。ほうほうなるほど。これは概念としての塩ダレに、結構近いのではないか?

出来た水塩に昆布のかけらを沈めておくと旨味が移るみたい。スプレー云々書いてあるけど、別にお醤油みたいに使ってもいいよねぇ?これにとろみをつけるための油とレモン汁を少し入れたら、結構良さそうな塩ダレが出来そうじゃないですか?あらあら、今度実験してみよう。

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それとですね、wikiでタレを調べていたら、タレの語源となった「垂れ味噌」なるものを発見しました。これも江戸後期に醤油が広まる前に使われていたもので、今でいうめんつゆ的ポジションだったようです。なにそれ!

今年の初めは蘇を作るのが流行りましたが、水塩、垂れ味噌もそこに加えてもいいかもしれませんね。

#料理 #健康 #ライフスタイル #ぱねかみの節約ごはん

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