結局万国共通パスタ命

久しぶりにおうちランチでパスタを食べた。本当に最近発見したことなのだが、100グラムずつ束になっているやつを買うと多すぎず少なすぎずパスタを嫌いにならない程度の量になる(のびた麺で換算している)。

アルデンテが好きなのに手際が悪くぼっーとしている私にはこの100グラムの量は食べる頃には少しかさが増していて、ちょうどいい。

イタリアの血

思い返せばパスタはご飯に続く主食として小さい頃からの親友だ。パスタが食卓にでるだけで気持ちはカフェ。そして口に運べば体はイタリアに行った気がしたのだった。

直近はたらこスパゲッティを食べた。たらこというザ・和のテイストにパスタはよく絡まり、海苔の香りが鼻に抜ける。うん、絶妙。

好きなパスタソースは王道にミートソースボロネーゼくらい肉肉しいと嬉しい。あとはペスカトーレ。海鮮のお出汁がソースを通じてパスタに染みる。お好みでピリ辛にしてもいい。

昔よく食べていたのはジェノベーゼ。バジルの匂いとチーズ、オリーブオイル。好きなもので構成されているから嫌いなはずがない。濃厚なクリームで作るカルボナーラは上に生卵が必須。私は中盤で卵を割る派だ。

パスタは本当になんでも合う。さすがイタリアの主食なだけある。その柔軟性は日本の主食、白米にも近いがなんでも受け入れてしまう懐の深さはイタリアの大家族に必ずいるイタリアンマンマのような存在だ。

下宿先でも留学先でもよく食べていた

大学生になり1人暮らしを始めた頃、パスタにはだいぶお世話になった。炊飯器があったのにお米を研ぐのをめんどくさがりパスタとうどんが主食になっていた。寮にいたのもあり、みんなから「小麦しか食べないやつ」と認識されていた。

程なくして退寮し、本当の1人暮らしとなった時、今なら驚くが4ヶ月ほど電子レンジしかない部屋で暮らした。諸々あって調理器具は電子レンジしかなく、電子レンジでパスタを茹でる魔法のようなタッパーと冷凍のうどんが命の綱だった。

留学した時は全く違い、全ての調理器具があったし、十分なほど自炊環境が整っていた。そんな時でさえパスタは常に週一で食卓にのっていたし、なんならMac&cheeseとかいう悪魔なようなパスタも好んで食べていた。日本とは違いパスタソースなんて気の利いたものはなく、トマトソースにチーズと野菜・ツナを入れたり、バジルソースにチーズをいれてなんちゃってジェノベーゼにしていた。

でもたまに、いや本当は結構な回数で本当に面倒くさいときはケチャップとチーズをかけて食べていた日もあった(ズボラすぎて震える)。

とそんなこんなでパスタはどこの国に行ってもあるし、私にとっては大好物の一つだ。ただ食べすぎると太るという恐怖感と胃がもたれる気がして最近はあまり食べない。あぁ大人になるってこういうことなのかしら。それにしてもパスタよ、その柔軟さは惚れちまうぜ。

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