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ホロスコープ 天体解説編

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【公開済み】太陽•火星•水星•金星 【公開予定】月•木星•土星•天王星•海王星•冥王星
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【西洋占星術】冥王星の恐ろしさとは

【西洋占星術】冥王星の恐ろしさとは

冥王星の恐ろしさを語る前にまずは、冥王星とはそもそもどのような星なのかについて神話で見ていきたいと思います。

第1章 冥王星の原型ハデス

 ○女王誕生
ペルセフォネはハデスに誘拐され、幼いのに母親とも離れ離れにされましたが、彼女はその経験を知恵として自らの力に変えていきました。冥王星の意味には破壊と再生、変容、究極、などの意味がありますが、この二人の関係はまさにその通りです。ハデスが破壊ならば

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【西洋占星術】金星✴︎美しさには嫉妬がつきもの

【西洋占星術】金星✴︎美しさには嫉妬がつきもの

第1章 金星の原型アフロディテ

 
金星を神話で推測すると、
「~戦いの神マルス(火星)を選び、恋愛関係になる。」では、金星と火星が性と恋愛の誘引力であることを示していて、「彼女の夫は~拒絶されていた」と言われているとおり、結婚が必ずしも愛と関連しているわけではないことを表しています。
 
「海岸に上陸すると彼女の足元には草や花々が生まれた。」は、アフロディテの美の神としての華やかさが伺われます

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西洋占星術(ホロスコープ)水星について解説してみた。

西洋占星術(ホロスコープ)水星について解説してみた。

第1章 水星の原型ヘルメス

 
水星を神話で推測すると、
「アポロン(太陽神)の牛を盗んだ。」は、泥棒の神としての様子が伺われますが、彼は知性の神でもあります。これは人間の知性そのものと道徳が無関係であることを表しています。
 
「早朝に生まれたヘルメスは、昼になるとゆりかごを抜け出し、~」とありますが、これは彼の若さと俊敏さを表しています。彼は周りを驚かせるほどの賢さと発明力(楽器のリラ)があ

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西洋占星術(ホロスコープ)火星について解説してみた。

西洋占星術(ホロスコープ)火星について解説してみた。

第1章 火星の原型マウス

火星を神話で推測していくと、
「アレスは戦いや暴力そのものを楽しんだと言われている」というのは、彼自身の内なる力強い衝動(破壊的な力)のことを表していて、それらが(「粗野で残忍」「狂暴で狂乱」「短気で好戦的」)な彼の行動や態度につながっているのではないかと考えます。彼の内なる衝動を止められるものは何もないと言えるでしょう。
 
また、彼の内なる衝動(破壊的な力)というの

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西洋占星術(ホロスコープ)太陽について解説してみた。

西洋占星術(ホロスコープ)太陽について解説してみた。

第1章 太陽の原型アポロン

アポロが建てたデルフォイ神殿の門(二つのメッセージ)から太陽の真の意味を読み解いていきましょう。
 
①「汝自身を知れ」 
…自分自身を理解することは結局のところ相手のことをも理解するということ。
 
この格言は太陽の概念(真の自己)を意味しています。
 
②「何事も過ぎることなかれ」 
…何事もやりすぎるのはやり足らないことと同じくらいによくない。 
 
アポロンは

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