【チベット語アウトプット日記】初級が終わりました(いつの間にか)
最後のnoteから2ヶ月が経ってしまった。
やっぱり私は三日坊主の娘だということが証明されてしまった。
お金を払っているから講座は続けられる。でも、自分の意思で「続けよう」と思ったnoteの記事は続けられない。これこそ三日坊主の証。南無。
で、そうこうしている間にチベット語講座の初級が終わってしまった。
この講座はエクスプレスをテキストに使用されているのだが、このエクスプレスの半分弱くらいが終わった。
今までの私の感覚だと、ある語学を一年間も続けていたら、かつエクスプレスを半分も終えたらなんとなく話せるようになるもんだと思っていたが、ことチベット語に関しては全くそんな感じがしない。
私はこれまで中国語とラオス語をやってきたが、どちらも3ヶ月弱くらいでなんとなく会話とまではいかなくても、お店での値切り交渉や「アレが欲しいコレが欲しい」くらいの自分の意思は伝えることができていた。(相手の言うことは分からないので「意思疎通」という言葉は当てはまらない)
しかし、チベット語関してはまっっっっっっったくそんなことが言える気がしない。
なぜなんだろうとちょっとだけ考えてみて、自分なりに感じたことを今日は綴ってみたいと思う。
語学学習遍歴
まずは私の語学学習遍歴を、恥を忍んで紹介したい。
私は中高大と英語(8年!)、
大学の第二外国語でフランス語(1年生のときの一年間)、
大学の専攻はサンスクリット語(2年生から4年生の三年間)、
協力隊派遣時に使ってたピジン語(二年間)、
台湾の語学学校でやった中国語(2ヶ月)、
ラオスに派遣される際にやったラオス語(7ヶ月)と、
まぁ実にさまざまな言語に手を出しては挫折を繰り返してきた。
これらの中で1番ものになってる(と私の中で言える)のは、なんだかんだダラダラとやらされた上になんだかんだ1番使う英語である。一応オーストラリアやインドで英語で仕事をしていたから、なんだかんだ1番使うことができる言語は英語となるだろう。
これにピジン語も加えちゃう。ピジン語は英語を訛らせた感じの言葉なので、単語の9割は英語だから。ピジンで悩んだらとりあえず英語にすれば通じる。
その次に使えると言うと・・・悩ましいがラオス語だろうか。
これはラオスに派遣される前の1ヶ月、研修所でみっちり叩き込まれ(とは言っても幼稚園年中さんレベル)たし、派遣後も半年間ずっと使わざるをえず、それでも「もっと話せるようにならなければ」という強迫観念からやっていたため、多少は言いたいことは言える。
相手が何を言ってるか理解するのはまぁ30%くらいだけど、中国語よりもマシかなぁ。
中国語はついつい漢字に頼ってしまうため、耳がザルすぎるのが悩み。何言ってるか分からなくて書いてもらったら「そんな簡単なことだったんかい!」と思うことが続いてしまい、もう耳が完全に聞くことを拒否してしまってるようだ。
まぁでも値切り交渉はできる。それが全て。
ここでチベット語。
学習期間だけを考えると、ラオス語や中国語よりもずっと長い。一年間も同じ先生から同じ講座を受け続けたのは大学の授業以来だと思う。
でもモノにできていないなぜだろう。
理由は簡単。
同じ先生から同じ講座を〜と言っても、この講座は週に一回、90分だけなのである。ラオス語を研修でやっていたときは毎日3時間を1ヶ月、中国語は毎日3時間を2ヶ月習っていた。そして、その後はラオスに実際に住み、毎日ラオス語を浴びる生活。台湾でも授業の後は外にでて現地の台湾人から中国語を浴びまくる。コロナ前までは毎年中国に行って中国語を駆使していた(中国国内は本当に英語が通じないので)。
せっかくチベット語をやってもアウトプットする機会が本当にないのである。こうしてnoteにつけようと思った1番の動機でもあるのだが、日本国内にいる以上、チベット語を使う機会は皆無と言っていいだろう(いわんや田舎在住をや・・・である)。
まぁとは言っても完全に言い訳なんだけど、早くチベットに行ける日が戻ってきて欲しいなぁと願うばかりだ。
ちなみに、チベット語を初めてすぐに嬉しくてチベット人の友達にWeChatで報告したにも関わらず、そのチベット人はカム在住のため私がやっているラサ方言は全く分からないと一蹴されてしまった。
せっかく話し相手ができると思ったのに・・・というのも言い訳ってわかってるよ。
語学学習のポイント
と言うわけで私が学んだ語学学習のポイント。
なんだかんだ先生は必要です。英語や中国語はYouTubeとかHello Talkとかでいくらでも独学することが可能だと思う。テキストも世に溢れている。
だけど独学は特殊言語であればあるほど難しい。エクスプレスはとてもよくできたテキストだけど、でも実際に解説がないと何が何だかさっぱり分からない。例文もテキスト音声も少なすぎる。これにはやっぱり直接解説してくれる先生が必要だ。
そういう意味で東京外大のオープンアカデミーは本当に受けて良かった。
そして、学んだ文法や単語を駆使してひたすら文章を作って覚えて、できれば先生に文が合ってるか発音が間違ってないか確認してもらう。
んで、1番大切なことはその覚えた文章や単語をひたすら「使う」ことだと思う。ただただ口から出す(言う)だけでは不十分。できるだけ誰かに「話し」て、相手の反応に合わせてまた別の文章を「話し」て、同時に相手の言うことを「聞いて」耳を鍛えなければならない。
つまりアウトプットなんだわな。
ラオス時代、ラオスに着いてすぐ入ったレストランで「チャイグンドーラーダイボー?(ドルで払えますか?)」を使って通じた時、めちゃくちゃ嬉しくてその後もドルの部分を変えて「チャイグンイエンダイボー?(円で払えますか?)」「チャイグンバーツダイボー?(バーツで払えますか?)」と次々と応用できたのだ。
外国語を話して通じた時の嬉しさは身に付くし、通じなかった時の悔しさ(恥ずかしさ)はその後の勉強の糧になる。
どちらにしてもアウトプットしなければどうしようもない。
という語学音痴の生意気意見ではあるが、この理論がチベット語にも当てはまるのか試すためにも、早くチベット人と直接話してみたい。
その日を夢見て、今日もチベット語頑張ります。
4月からは初中級を受講すると決めた(入金した!)ので、このnoteも活用して復習アウトプットしていきます。
4649!!