【チベット語アウトプット日記】#3存在動詞
存在動詞
「存在動詞=所有」ではない?
「存在する」ことを表すので、
存在動詞=所有だと思われがちだが、実はそうではない。
活用をすることで所有も表現できるというだけのこと。
しかし、初級段階では「ある」「いる」と覚えた方がいい。
ウチの存在動詞
「私には◯◯がある/いる」と考えればよろし。
「私の家はどこどこにある」
「私には兄と姉がいる」
「ペンを持っている」
という具合。
ཡོད་がウチの存在動詞。
発音はウムラウト(母音の上にちょんちょん)が付くので
ちょっと難しい。
ངའི་ནང་བར་སྐོར་ཤར་ལ་ཡོད། (私の家はパルコルの東にあります)
私の家(ウチ)のことについてなのでཡོད་を使う。
ソトの存在動詞
これに対して、ソトの存在動詞はཡོག་རེད་
第3者のことなど、話し手や聞き手に関係のないことはこっちを用いる。
ちなみに、チベット語は主語を省いてもOKなため、
このウチとソトの動詞を使い分けることで
誰のことを話しているのかが明確に分かる。
(例1)དགའ་རོགས་ཡོད།(私には)恋人がいます
→ウチの存在動詞なので自分のこと
(例2)དགའ་རོགས་ཡོག་རེད།(彼/彼女には)恋人がいます
→ソトの存在動詞なので、自分ではない第3者のこと
こう考えると便利?
日本語のウチとソト
なんだよウチとソトって。
チベット語ってまんどくせ!
と思ったら、実は日本語にもウチとソトの表現があるのだ。
これはチベット語講座と同時進行している日本語教師養成講座にて判明したこと。
これについてはまた次回。
མཇལ་ཡོང་།