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メトロポリタン美術館の受け止めきれないエネルギー

ついに振り返りも5月に突入!
ただ現在9月末。いつまでも埋まらないこのギャップ。
亀の歩みでもまだ今は止めずに・・・

さて、ニューヨークに来て初の美術館訪問。
というか海外の美術館に行くこと自体初めてかもしれない!ドキドキ。

日本史選考だったのもあって世界史の知識は学校のトイレットペーパーのごとく薄っぺらく・・・ただ葛飾北斎の作品が好きなので、ちらほら展示を覗きに行ってた位には美術に関心あり。きっと楽しめるでしょう🌏
今回は雰囲気を味わうのと、知ってる作品が見れれば嬉しいなあ・・・位の目的にとどめまして、ゴーーー

いつかの「HOKUSAI and JAPONISME」で買った画集
ちゃっかりNYにも持参
何故正面から写真を撮らない

チケットは事前にオンラインで購入。
ニューヨーク在住者は好きな金額で入れるということで(心の中のジャパンが葛藤するワード「好きな金額」)いくらにしたか忘れたが通常より安く買えた。
ただこの頃はまだ身分証明用のノンドライバーズライセンスが仮発行段階だったので、大丈夫かなと若干不安。万が一の住所確認に備えていくつか証明できそうなものを持っていった。

結果全く見られず。
ハロー!とバーコードをぴっとされただけだった。
ふう。いちいち汗かいてしまうよ。

天高だけで伝わってくる規模感

こちらの美術館は、200万点以上の作品を所蔵しているという。200万・・・?!
小学校1校あたりの平均児童数は300人ちょっとらしいから、つまり約600校分の生徒の総数か・・・
と一瞬訳の分からない計算をし始めて、当然訳が分からなくなったのだが、
つまり満員の東京ドーム約36個分です。
そしてなんと展示されているのはその4分の1のみ。それすら1日じゃ到底回りきれないほど、大規模であった・・・

◽️1階

まずはヨーロッパの彫刻から

まるで(いい意味で)インテリアみたいな展示。
整列なんてさせないのである。

ギリシャ・ローマ美術館の数々

地方のコンビニの駐車場並みに
贅沢に空間を使うのである。

この日1番感動した時計

こんなにも繊細で素敵な作品が
めちゃくちゃ端っこにあるのである。
一生クエストできるのである。

他にも見所がたくさん😭
あとはエジプト美術のデンドゥール神殿を見てみたかったが、丁度この日は公開していなかった。
ズーン

◽️2階

階段を上がってすぐ、ヨーロッパ絵画

2階にはこれでもかという程の絵画が、迷路みたいに四方八方に広がる部屋に展示されている。
そして、それぞれの作品にかかった気力労力とエピソードは計り知れないのだが、それらが凝縮されている空間にゾゾっとする。悪い意味ではない。
受け止めきれない存在感に萎縮する。たまにちょっと怖い。悪い意味ではない・・・
歴代将軍が教室に大集合してこっちを見てるみたいな。

そんな変な感情は置いておき、あらかじめ調べていた作品もしっかり見れました。

モネ『ジヴェルニー近郊のセーヌ川の朝』
ゴッホ『麦わら帽子をかぶった自画像』
ゴッホ『アイリス』
(*゚ロ゚)ハッ‼︎

教科書で見た!と二度見した作品。
小学校の図工の教科書とかかもしれない。
ジョルジュ・スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』
当時ボーッと眺めていただけだったが、20年越しに本物を見るなんてなんとも言えない不思議な気持ちがした。

そして、ワッ・・・綺麗・・・となった2作品。

クララ・ペーテルス『A Bouquet of Flowers』
作品名を確認し忘れてしまった

◽️『THE ART OF THE LITERARY POSTER』
1890年代アメリカのポスターを集めた企画展。
偶然やっていたのだがとっても楽しかった。
印刷技術が進歩して、広告というよりもはや芸術作品の様なポスターが数々登場したという🖌️
当時のポスターアーティスト達の作品。
綺麗に保管されていたのも素晴らしいなあ。

エイプリルかっこいい
色合いにグッ!

と、気づけば3時間。
まだまだ見れてない場所は沢山あるけど今回は退散することに。

そして帰ってから気づく。
なんと葛飾北斎の作品もあったということで、その発想が無く探してすらいなかった自分に驚愕。
お手持ちの画集、読み込みが足りないんじゃないです?

またリベンジする日まで・・・
次はデンドゥール神殿も見れるといいなあ。

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