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四字熟語442

「傍目八目」(おかめはちもく)とは、物事の当事者よりも第三者の方が客観的に状況を正確に評価できるという意味の四字熟語です。

直訳すると「傍にいる者の目は八つ」という意味になります。つまり、当事者は感情や個人的な利害に囚われがちですが、関係のない第三者はそれらに煩わされずに、事態をより広い視野で見ることができるため、より良い判断ができるということを表しています。

たとえば、将棋や囲碁の対局を見ている観戦者が、プレイヤーよりもよい手を見つけることができることからもこの言葉はよく用いられます。

対局中のプレイヤーは自分の計画や戦略、相手の反応などに集中しており、全体の状況を見落としがちですが、観戦者はそうしたプレッシャーから解放されているため、より冷静に局面を評価できるのです。

この四字熟語から学べる教訓は、自分が直面している問題や決定に対して、時には第三者の意見を聞くことの重要性です。自分自身では見落としている点や、改善の余地があるかもしれない部分を、客観的な視点から指摘してもらうことで、より賢明な判断が下せるようになります。

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