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塔短歌会掲載歌 2024.12

12月号、塔着しました。 山下泉さん選歌欄にて鍵前に7首掲載いただきました。ありがとうございました。 一年が本当に早いです…
これからもよろしくお願いします。

惑星のローカルチェーンのスーパーの帰りのゆるやかな下り坂

冷えすぎた体を常温にもどす夏の日向に撫でられにいく

感情を整理してゆくようにして模様替えするスパイス・ハーブ

雷が光って音の届くまで心音あるいは静寂を聞く

アンコールふうに出てきてしっとりと風、夏の夜をかき混ぜてゆく

またサイズの合わない籠を買ってくるきみはいつもの季節のように

もし月へ飛び立つとして話される足だけ長い影踏みながら

塔 2024.12 作品2 山下洋選


年末ということもあってこれまでの掲載について集計をしてみた。詳細はここでは省くけど、選者の方によって偏りが感じられる。皆さんに同一に評価されるものではないということも知って、毎回一喜一憂する必要もないなと改めて思った。
まだ当たっていない選者の方もいらっしゃるので、来年の楽しみとしておきたい。

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