鈴木ベルキ@東京文フリ39:B-16

ざらっとした空気、ざわっとした瞬間、まとわりつく既視感、そんな言葉を書き留めてみます。フォロー、コメントありがとうございます。「『スキ』されました」って良い響きですよね。自分も積極的に「スキ」してます! 2024年の目標は私家版の歌集を作ることです!

鈴木ベルキ@東京文フリ39:B-16

ざらっとした空気、ざわっとした瞬間、まとわりつく既視感、そんな言葉を書き留めてみます。フォロー、コメントありがとうございます。「『スキ』されました」って良い響きですよね。自分も積極的に「スキ」してます! 2024年の目標は私家版の歌集を作ることです!

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  • 日記

    日記です。

  • 短歌

    雑誌や新聞に掲載された短歌をこちらに綴っていきます。

  • 私家版の歌集について考えるときに考えていること

    私家版の歌集を作ろうと思った経緯、作っている最中のこと、作ったあとのことをつらつらと書いておこうと思います。まとまったらこれも本にしようかな。本作り、楽しい。

  • ことばのスナップ

    ふと心にとまる。何気なしに思い出す。既視感がある。そんな言葉をまとめていきます。

  • 週末古書店をひらくまで

    (本文より)「古本屋になるには」系の本も色々と読んでみた。ネットの記事も色々あたってみた。そこで自分にとって大きな出合いがあったのです。 内沼晋太郎さんの「これからの本屋読本」 のこのパート(生計を立てなくても本屋)を読んで、そうかそういう考えもあるのかとハッとさせられた。本屋をやって収益をあげ、生計を成り立たせないとならないと考えてなかなか一歩踏み出すことを躊躇っていたけど、やりたいのは本を並べて販売することで、本が好きな人と交流できることで、探している本を届けてあげるということだったら、悩まなくてもいいじゃん。ってそう思えた。

最近の記事

11/21(コーヒーを断つ)

今週ずっと腰がいたい。 我慢ならずに20日にマッサージに行ってきた。 普段行っている最寄り駅にあるマッサージは当日の予約はいっぱいだったので、他を探した。 普段行ってるっていったけど、2回しか行ってない。 予約は大事だけど、明日の調子なんてわからないから。 今痛いし、今マッサージを受けたい。 検索の範囲を一駅分増やして、見つけたところは、台湾式マッサージだった。 ときどき行く町で、そのマッサージの看板は見かけたことがある。 でも怪しいと思っていた。 マッサー

    • 連作『金星とバー』

      『西瓜』第14号 ともに欄に投稿した連作です。ともに欄で門脇篤史さんより「門良」をいただきました。 ありがとうございました。 お読みいただけると嬉しいです。 連作『金星とバー』鈴木ベルキ とんかつのはじっこほどの日常をころがりながら春は芽吹いて 急行と各駅停車を風で聴く話はなんどでも聞いていい 金星をきみが見つけて指すときにゆっくり上がる踏切のバー 踏切のバーをスウェーでかわしてる人がいたって今度話すね 踏切を渡ったあとに踏切の前のコントのつづきを話す

      • 『歌集 瑠璃色の夏の終わりを見届けながら』中村成吾さん

        私家版の歌集の告知をした時に、塔やnoteで交流させていただいている中村成吾さんから「交換してお互いに評を書くのも面白そうですね」という素敵な提案をいただきました。 今回は、その中村さんの『瑠璃色の夏の終わりを見届けながら』の中の好きな歌を紹介したいと思います。 (中村さんの『拾わないコイン』の感想はこちらです!) 読み始めて受けた第一印象は、隙がなく目の詰まっていて一首ごとの完成度が高い、ということ。章立てがテーマごとにまとめられていてすっと歌の中に入っていける没入感が

        • 塔短歌会掲載歌 2024.10

          10月号、塔着しました。 村上和子さん選歌欄にて6首掲載いただきました。 ありがとうございました。 気に入った歌が取られていて嬉しいと思いながら、気に入った歌が取られていないのが残念という気持ちを持っている。 要は全部気に入っていたのだ。 なので、推敲していつか世に出したいと思っている。 選歌後記や、前々月の選歌評欄に触れられないとき、少しさみしい。 先日、飲み会で話をしながら頭が整理できたけど、結社に入っていてよかったと改めて思った。どんな心持ちの時でさえ、十首を送る

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          塔短歌会掲載歌 2024.9

          9月号、塔着しました。 なみの亜子さん選歌欄にて鍵前で8首掲載いただきました。また7月号の歌に𠮷澤ゆうこさんより評をいただいています。 ありがとうございました。 2024年6月に提出した今回の詠草10首は連作として考えていたまとまりであり、そして覚悟を持って出詠したものだ。 身内のしかも義理の父という少し距離のあるような、でも世話になっている濃度は濃い関係の、体の不調をテーマにしていたもの。なので、下手なことはできないし、自分に嘘もつけないし、でも短歌にはするべきと思って

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-5

          制作部数と売れ行きについて。 販売開始してからもしばらく悩んでいること。 今回は100冊作成した。 イメージとしては文フリで20冊、BOOTHで50冊、私家版を置いていただける書店で20冊、献本などで10冊という配分のイメージだった。 初めてでもあり販売できるイメージはこれが限界。 たくさん作りすぎて、残ってしまったら残念だし、少ない部数だと原価が高くなりすぎてしまいそうなので、販売できるイメージを元に作成してみた。 とはいえこれは想定で、予約開始をして実際に本が届いてか

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-5

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-4

          発売開始から1週間がたった。 印刷所からの納品は思ったよりも早かったことに加え、発送を週末に行おうと思っていたが、いざ本物を見るとそしてBOOTHでの注文一覧を見ていると、すぐに発送したくなり、9/5にはそれまでの注文分の発送を行なった。 今回は「記名配送」と「匿名配送」を用意した。 スマートレターとあんしんBOOTHパックというものだ。 あまりその辺を深く考えていなかったので、発送の際に慌てて勉強をした。 スマートレターは、郵便である。郵便局やコンビニで封筒を購入でき、ポ

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-4

          連作『お釣りをもらう』

          『西瓜』第13号 ともに欄に投稿した連作です。ともに欄で虫武一俊さんより「虫良」をいただき、染野太朗さんに総評で触れていただきました。 ありがとうございました。 お読みいただけると嬉しいです。 連作『お釣りをもらう』鈴木ベルキ 自分だけ知らない道にいるような夏の田んぼにはさまれた道 平行に走っていたと思ってた太めの道が繋がっていた この街の移住者として手を出して焼きそばを買うお釣りをもらう この街を出て行くことをしなかった人たちといる公民館で 迷い込んだ虫を窓から

          連作『お釣りをもらう』

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-3

          本入稿を終え、10営業日コースで9/6に届くことになった。 手から離れた瞬間だ。 この数ヶ月は、なんとなく頭の中でどのような構成にしようかをずっと考え続けていたので、入稿してからもこういう並びの方が良いかもとか、あそことあそこを並べるのはどうだろうか、と自分内会議は終わらない。 もう、入稿したから意味がないよと止めるもう一人の自分がいる。 短歌を詠むことに加えて、歌集について考えることができたのは、良い体験だった。まとまった時間ができたとき、これまでなら連作考えようとか歌

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-3

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-2

          試し刷りの一冊が届いた。 もうこれでいいんじゃないか。 自分だけの歌集。 と満足してしまいそうな気持ちをおさえつつ、本入稿に進もうと思う。 少し気になったのは、本文の位置のずれ。 本文の紙を薄めにしたので、裏写りが若干発生している。なので裏のページの行が少し見えているので合わせることで目立たなくなりそう。 数ミリの調整が必要そうだ。 あとは、あとがきの言い回し。 これは終わりがないやつなので程々にする。 奥付けに入れる短歌の推敲。 これも終わりがないので程々にする。 表

          私家版の歌集について考えるときに考えていること-2

          塔短歌会掲載歌 2024.8

          作品2 山下泉選歌欄にて後鍵7首の掲載でした。 ありがとうございました。 若葉集が終わると自分の歌がどこに載っているか見つけるのが大変だと聞かされていて、実際そうでした。 まず目次からみて、前鍵の前の方ならここで見つけることができますが、今回は残念ながらそういうわけにいかず……。 それでも7首とっていただけたのは自信になります。 若葉集、少し厳しめでしたね…

          私家版の歌集について考えるときに考えていること

          ※これはしばらくTwitterにはあげないでこっちだけに置いておこうと思います。 「私家版の歌集」という言葉には魅力的な響きがある。個人的に、趣味的に、自分の身の回りに配るために作成する。そういってしまえば簡単だけど、「限定的」というニュアンスも感じ取れる。感じ取れるというか、実際に感じている。例えば、(−書いたけど、考えて消した−)が欲しいなと思ってももう手に入らない。本人が再販を決めない限り手に入らない。私家版という形態はいつか手に入らなくなるものという刹那性をまとって

          私家版の歌集について考えるときに考えていること

          塔2024年7月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔の会誌を読みながら、ああいいなと思った歌に印をつけています。印をつけただけだと忘れてしまうので書き写すようにしています。 こちらではそのうち10首を紹介します。 後輩の妙な敬語が抜けてゆき北口はいつも眩しいところ/石田犀 淡々としながらもうねりを感じる。 学生か職場かわからないが、ぎこちない後輩が徐々に慣れてきてタメ口に近くなってきたのだろう。 妙な敬語と言うところに関係性が滲む。 北口は南に比べて薄暗そうなイメージがある。昼間ではなく夜のネオン的なものだろうか。 そん

          塔2024年7月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔短歌会掲載歌 2024.7

          若葉集(真中朋久選)にて鍵前7首の掲載でした。選歌後記でも大岡山の歌に触れていただきました。ありがとうございました。 今号で若葉集が最後です。 1年間欠詠せずに続けられました。 塔誌の「若葉集を終えて」にもエッセイが掲載されています。 1年間、平均何首載ったかという集計はしていたものの、あんまり意味がないなと思い始めています。数じゃない。 自分が納得できて、誰かに届いたかどうか、どっちもではなく、どっちかで。なんだろうな。 選歌してもらうとより好きになる。 選歌されなかった

          塔2024年6月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔の会誌を読みながら、ああいいなと思った歌に印をつけています。印をつけただけだと忘れてしまうので書き写すようにしています。 こちらではそのうち10首を紹介します。 わたくしの臓器はこんなにピンク色 明るい服を着ようと思う/片山裕子 臓器の色を意識する、実際に見る機会は稀である。そんなタイミングを捉えて気持ちを乗せた一首。検査や病状の説明などで、必ずしも明るくない話題につながってしまうかもしれない不安な気持ちとそれでも自分の中の無垢な可能性を信じる気持ちが伝わってくる。

          塔2024年6月号若葉集より(好きだなと思った歌10首)

          塔短歌会掲載歌 2024.6

          若葉集(栗木京子選)にて5首の掲載でした。ありがとうございました。 今回は『泣きそうにそっと両手を振り合っている引力のあいだを通る』の歌が 初めて「百葉集」に掲載いただきました。 百葉集はひとつの目標だったので嬉しいです。 これが落ちてしまうのか…という驚きがあった。それも糧にしていきたい。