私家版の歌集について考えるときに考えていること-4
発売開始から1週間がたった。
印刷所からの納品は思ったよりも早かったことに加え、発送を週末に行おうと思っていたが、いざ本物を見るとそしてBOOTHでの注文一覧を見ていると、すぐに発送したくなり、9/5にはそれまでの注文分の発送を行なった。
今回は「記名配送」と「匿名配送」を用意した。
スマートレターとあんしんBOOTHパックというものだ。
あまりその辺を深く考えていなかったので、発送の際に慌てて勉強をした。
スマートレターは、郵便である。郵便局やコンビニで封筒を購入でき、ポスト投函ができる。
あんしんBOOTHパックは、ヤマト運輸の配送網を使ったサービスである。ネコポスで小さなものが送れる。
発送時には気づかなかったけど、スマートレターは郵便なので早くても翌々日に到着する。そして、土日の配送はない。今回は9/4(水)の夜から9/5(木)のお昼にかけて発送を行なった。したがって9/5(木)の扱いになり、到着は早くても月曜日になる。
一方、ネコポスはヤマトのサービスなので土日の配達もある。
お届けのタイミングがずれてしまうのだ。
これは発送の時に気づかなかった。
どっちが良いかは正直判断はつかないんだけど、何かを感じたことを書き残すのがこの記事なので書いておく。
スマートレターには、手書きで住所や名前を書く。手間ではあるけど、どこのどんな方が買ってくれたのかを思い浮かべながら記入する。とても尊い時間だった。筆名の方、たぶん本名の方、北海道から沖縄までいろいろな地域の方と繋がっていることが嬉しかった。
一方、匿名配送はどの方に届くかわからない(そういうサービスなので)。でも、封筒に入れるだけで良く、宛先のラベルはヤマトの営業所の端末で出せるのでとても楽である。
ただし、匿名配送はその分配送料が高い。370円。スマートレターは180円(値上がり前)。
匿名配送という値段のかかるサービスを利用してでも購入したいと思ってもらえている。
どちらの購入もとても嬉しいものだけど、記名だと名前が書けるのでその分嬉しい。なのに、届くのが時間がかかるので、しのびない。
では発送のタイミングをずらし、到着を同じくらいにするという考えが浮かんだが、浮かんだことにショックを受けた。
土日に受け取ることも含めたサービスに料金を払っているのであれば、それをコントロールするのは烏滸がましい。
両方の手段ともに欲しいと思って購入してくれたのに、自分の意思が入ることに、介在できてしまいそうになることに、恐ろしさを感じてしまった。
という話。
ちなみに私は匿名配送があれば選ぶタイプでもある。
次は、部数について書いておこうと思う。