塔短歌会掲載歌 2024.9
9月号、塔着しました。 なみの亜子さん選歌欄にて鍵前で8首掲載いただきました。また7月号の歌に𠮷澤ゆうこさんより評をいただいています。
ありがとうございました。
2024年6月に提出した今回の詠草10首は連作として考えていたまとまりであり、そして覚悟を持って出詠したものだ。
身内のしかも義理の父という少し距離のあるような、でも世話になっている濃度は濃い関係の、体の不調をテーマにしていたもの。なので、下手なことはできないし、自分に嘘もつけないし、でも短歌にはするべきと思って自分に向かい合った。
短歌であるべきかわからないけど、自分の心に強く深く残る陰影を表現できるようになりたいと思っている。自分にはいまそれが短歌であって良かった。
こういう自分の気持ちを表出するために、技術や構造というものももっと理解したい。そうすればもっと自由になれると思う。息を吸って吐くように短歌にできたら……。それが最近の目標です。ずっと追いかけるんだろうけど。
そんな中で10首中8首を取っていただけたことは大変自信になった。
一方、連作としては2首落ちているとも言える。
覚悟という面では、これで新樹集に載れるだろうという変な自信もあったし、これでだめならずっと新樹集には載らないだろうなと思っている。
今回は残念ながら載らなかった。自分の手応えのあるときにまた目指せたらいいと思うけど、やっぱり道のりは遠いな!
7月号の歌に𠮷澤ゆうこさんより評をいただいたのはこちらです。
評が美しい。とても嬉しい評でした。ありがとうございました。