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月経周期と過ごし方

月経は、一生に450回ぐらい有るんです。で、月経関連の悩みを抱えている人は、月の半分ぐらいが不調みたいなことも多くて、なんなら調子いいときなんて1週間も無いみたいなことも少なくありません。

今日はみんな有るけど、意外と知らない月経についてお話しましょう。

月経とは、、、

月経は、子宮内膜が剥離して体外に排出される生理現象です。通常、28日周期で起こり、3〜7日間続きます。胎児の元である受精卵が来そうな時期に、一番きもちよくフカフカになるように、こまかい血管を張り巡らせた膜のようなおフトンをたっぷり敷き詰めます。これが子宮内膜です。受精卵が来なかったら、そのおフトンは古くなるので、からだの外に捨てるわけです。古いおフトンはこまかい血管がたくさん張り巡らされているので、剥がれるときに出血します。これが生理(月経)です。月経は、妊娠を準備するために毎月厚くなる子宮内膜の自然な過程です。月経は、女性の健康的な生殖機能の一部です。しかし、生理痛、倦怠感、気分のむらなど、いくつかの不快な症状を引き起こすこともあります。

月経に関与するホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2つです。エストロゲンは、子宮内膜を厚くし、卵巣から卵子を排出する役割を果たします。また、乳房の発達や骨の健康にも関与しています。プロゲステロンは、子宮内膜を安定させ、受精卵を着床させる役割を果たします。また、体温を上げ、気分を落ち着かせる効果もあります。排卵後、プロゲステロンの分泌量が減少すると、子宮内膜が剥離して体外に排出されます。これが月経です。

エストロゲンとプロゲステロンの分泌量は、月経周期に合わせて変動します。エストロゲンの分泌量は月経前後にピークを迎え、プロゲステロンの分泌量は排卵後にピークを迎えます。エストロゲンとプロゲステロンの分泌量の変化は、生理痛、倦怠感、気分のむらなどの生理にまつわる症状を引き起こすことがあります。

余談ですが、女性が一生の内分泌できる女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の量は、わずかティースプーン1杯程度と言われています。それを約400等分するとなると、1回量が極僅かな量であることがわかります。一滴にも満たない量のホルモンで、これだけダイナミックな変化を体に起こしているんです。ストレスや睡眠、食事など、ちょっとの刺激で狂ってしまうことも理解できますね。

健康的な生理の基準

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