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<シンガポール>日本の地域産品を紹介したい!【宮城県産牡蠣編】

私たちパンダバスは、旅行や観光を通じて、その国や地域の新しい魅力を日本のお客様へ伝えていくことが使命なのですが、コロナにより、日本から観光でお越し頂く事が難しい状況が続いています。
しかし、両国間を行き来するのはなにもヒトだけではありません!コロナ禍にあってもモノやコトの流通は実は元気なんです!!
シンガポールでは、日本の自治体様や関係企業様からのご依頼に基づき、現地における日本各地に数多ある地域産品のプロモーション業務などもやっていますので、不定期にご紹介していきたいと思います。
今日の特集はシンガポールのみんなが大好き「牡蠣(オイスター)」です!

シンガポール飲食業界における牡蠣の需要

シンガポールでは、元々屋台街を中心に牡蠣の需要は高く、食事のおかずやお酒のおつまみとしてOyster Omelette(牡蠣入りオムレツ)、午後のおやつとしてOyster Cake(牡蠣入り揚げケーキ)などが地元の人々にも大人気なんです。

ただ、こうした牡蠣は日本のものとは違い小ぶりなものが一般的で、あくまで熱を通した形で食べられていました。
近年、5つ星ホテルを中心に、地元の高所得者層や外国人駐在員をターゲットにしたディナービュッフェや週末のサンデーブランチが連日座席が取れないほど活況を見せていますが、多くのホテルで目玉としているのが、Fresh Oyster(生牡蠣)の食べ放題!お皿いっぱいに牡蠣を載せて、白ワインやシャンパンと共に、生牡蠣を楽しんでいる様子を多く見ることが出来ます。

また、食べ放題ではありませんが、Oyster Bar(牡蠣をメインにしたバー)が地元の特に若者層を中心に話題を呼んでおり、国内に点在するこうしたバーも、特に週末の夕刻以降は長蛇の列を成している様子を見ることが出来ます。産地については、ホテルなどではフランス産が多く出回っていますが、オイスターバーではUSA産やカナダ産が中心となります。 また、価格については、普段は1個S$3.5-4.0のところ、夕方の時間帯に酒類と一緒に注文すると1個S$2.0になるハッピーアワーが人気を博しています。

仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」公式グッズと宮城県石巻市桃浦産牡蠣

宮城県産牡蠣を試食してみました!

3月下旬、宮城県産の牡蠣が試食出来るというので行ってきました!
会場は元競馬場のスタンドを改築して出来た複合施設「Grand Stand」の中にあるレストラン「Hot Chic 2 Cafe」。このGrand Standは元競馬場トラックの広大な敷地を活かして、ラグビーやサッカー、テニスをはじめとしたフィールドが点在しており、週末ともなると多くの人出で賑わいます。

Hot Chic 2 Cafe店内

当日はパンダバスのスタッフと共にスペシャルゲストとして、長く訪日旅行を取り扱っている地元の老舗大手旅行会社の「Hong Thai Travel」の訪日旅行部長のペギーさん、同副部長であり、日本語も流暢であることから自ら仕入や添乗もこなすサミーさんのお二人をお招きしました。

Hot Chic 2で用意された宮城県産生牡蠣

レストラン側より宮城県石巻市桃浦産の牡蠣が10個提供され、1名につき2個を試食する形となりました。久々の生牡蠣に参加者は大興奮!さらに盛り付けにも興味津々です。味付けは統一されており、ラズベリーペースト、ライチバブル(ライチ味のジュースがバブル状の膜に包まれている)、レモンスライスが添えられていました。この味付けですが、実はシンガポール国内のオイスターバーなどでも多く見られるアレンジとなり、特に若者の間で大人気のようで、シンプルな味付けが好みの私たち日本人にとっては、「もうちょっとシンプルに食べたいな・・・」と思わなくもないですが、今回参加のシンガポール人には大好評でした。

試食会参加者メンバー(真ん中は筆者)

試食してみての感想は総じて大好評でした!
特に他国産と比べて牡蠣の身の厚みと口に広がる甘さは抜群で、「今まで食べてきたオイスターとは全く違ってイメージが変わった!」との意見もあり
ました。また魚介類の臭みも全くないとのことに驚いていました。
販売料金は以下の通りで、若干お高めの印象ですが、国内で多く出回っているオイスターと比べるとはるかにクオリティが高い為に、「これだったらありよね!」と口を揃えていました。
宮城県産オイスター5個セット(Miyagi Oyster Bundle)S$35(約3,141円)

お店紹介
Hot Chic 2 Cafe
The Grandstand
200, The Turf Club, #01-14 Grandstand South Singapore 287994
Tel 8776 8420


では、次回の「日本の地域産品をシンガポール人に紹介したい!」シリーズをお楽しみに!

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