【11】力をつけてきたネガティブさん
バングラデシュに来て明日で7カ月だ。あと5か月したら日本へ帰る。「帰国」の二文字がどんどん近づいてきているのを感じる。
最近、帰国後の生活のことを考えてネガティブになる自分がいる。全然自分らしくない。就活というものをしなきゃしなきゃと、出処がわからないものにせかされて焦っている。加えて、バングラデシュで仕事をしていて感じる今の充実感が、日本で学生生活を再スタートしても同じようなレベルで得られるのか?ということを考えて、不安が大きくなっている。
でも実はネガティブな自分がいる一方で、ポジティブな自分もずっしりと居座っている。
「時期が来たから就活をしなければならない、ではなくてやりたいことがあるからそのために就活を始めたんだ〜というスタンスになれるまで走り出さなくても良いじゃん」
「日本に帰っても、別のワクワクすることを見つけてきて、楽しい環境に身を置くことができるはずだ」
「5ヶ月後のことなんて、日本にいたら考えてなかったと思う。先のことを考えすぎて目の前の大切なものを見失う方がもったいないよ〜」
と言った具合に、よくわからない自信と大雑把さがポジティブ思考を作ってくれている。
でもここまでネガティブさんが力をつけてきている状況は最近(=ここ数年)なかったから珍しい。ポジティブさんに言わせてみるとこんな感じかな。
「こんな悩める状況に陥ることが出来て、やっぱりバングラデシュに来て良かったな。自分と向き合うきっかけと時間を得ることができてよかった。」
カウントダウンが少しずつ、着実に進んでいる。
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