ベンガル語の勉強をしていると思いきや、英語に目覚めました。という話
こんにちは、どぅーです。バングラデシュの地方NGOでインターンとして奮闘している大学生です。
今日のテーマは「英語」。
新年度早々から海外各国からお客さんが来ていました。その際に感じた言語についての思考を書き留めます!
雑多ですが、お付き合いください。
お客さんが来たよー!
4月1日から約1週間、海外から9名のお客さんが来ていました。国はインド、ネパール、フランス。日本人の私と、現地のバングラデシュ人が合わさると、なんと5ヶ国のグローバル環境が出来上がりました。
バングラデシュのめっちゃ田舎ののどかな村で、こんなにもインターナショナルな環境は珍しすぎ。村人たちも興味津々でした。
久しぶりの英語、しんど。
お客さんたちとの会話はもちろん英語で。普段、私が現地の方々と話す際はベンガル語なので、「外国語=ベンガル語」で脳みそが染まっていて、まじで英語が出てこない。なにか言おうとすると、ベンガル語の単語が先行してしまうみたいな。伝えたいことはたくさんあるのに、上手く口に出来なくてうずうずしました。
そして、リスニングもなかなか上手くいかない。各国の独特の訛りに苦しめられました。
普段、ベンガル人の英語を聞く機会は結構多くて、非ネイティブの英語に適応してきている実感はあります。ただ、母国語が変わると英語も変わるんですよね。インド人の英語は、ベンガル人の英語とはちょっと違って変な巻舌が混ざってる。フランス人の英語は、フランス語っぽい波というか、強弱がある。(ネパール人の英語は綺麗だった)
もともと英語がめっちゃ得意です!という訳では無く、ちょっと英語コンプレックスなところもある。今回は久しぶりの英語にビビり、上手く聞き取れなくて焦り、この英語コンプレックスな気持ちが前に出てきてしまいました。
英語コンプレックス病にかかる。
英語コンプレックスを抱えた自分が取った行動。それは、
「口実をつけてなるべく関わらないようにする」
いやー、ダサすぎますね。まじで。
英語が嫌で、会話をしなくていいように、口実をつけて避けていきました。食事の時間をズラしたり、別のことがあるからとアクティビティを断ったり。
お客さんたちはとても優しくて、よく声をかけてくれたり、誘ってくれたりしました。でも、なかなか心から喜べなかった。変なプライドが、純粋な気持ちを邪魔していました。
出来ないのではなく、やらないだけ。
お客さんたちと一緒に過ごす時間をなるべく無くすようにいらない努力をしていた訳ですが、1回だけ一緒にプログラムに参加をする機会がありました。
参加をしてみると、意外と英語がわかるってことに気がつきました。本気で聞こうとすれば内容が分かるし、本気で伝えようとすると拙い英語でも伝わる。もちろん聞き取れなくて聞き直すこともあるし、単語が分からなくて詰まることもあるけれど、それは私だけではなくて参加者の皆さんもそうなんだということに気がつけました。
そりゃ、ネイティブでは無いから。あくまで「外国語」だから。相手を理解しようとすること、そして自分の考えを本気で伝えようとする気持ちが1番大事なんだって、思いました。
それからというもの、お客さんたちと会話をすることが楽しくなりました。ベンガル語よりも英語に比重を置いて生活をしてみると、脳みそもどんどん英語に適応していって、ずっと楽に英語でのやり取りが出来るようになりました。
10年以上英語を学んでいるんだから、英語ができない訳では無いんだよな、ただやらないだけなんだ、という基本的な気づきを得られました。知識は十分なんです。圧倒的にアウトプット量が足りていないだけ。
英語ってやっぱり凄い
こうしてお客さんたちと前向きに意見交換が出来るようになると、改めて英語の凄さに気付かされました。英語ができると、こんなにもバックグラウンドが違う方々の考えていることがわかるし、同じ目標に向かうこともできるようになる。英語が出来ると得られる情報量がこんなにも違うんだと、感心しました。
インドには、ベジタリアン文化が昔からあって、バングラデシュの食文化とは全く違うこと。
フランスにはお正月に特別なスイーツを食べる風習があること。
ネパールには、幼稚園から英語教育があって、都会に住んでいる方々はみんな英語を話せること。
英語を介して知ることが出来た新しい世界。どんどんと自分の世界が広がっていく感覚になりました。
英語の勉強意欲があがりました。
英語の楽しさを体感し、英語に対する勉強意欲が増しました!今までは「ベンガル語をやらないといけないから〜」って言って、蔑ろにしていました。
でもこれもただの言い訳。別にベンガル語と一緒にやってええやないか!
圧倒的に足りないアウトプット量を増やします。とにかく話すこと。知識は十分だから、それを適当なタイミングで引き出す練習。
そういえば、ベンガル語を習得した時も恥じずにひたすらに話し続けたから身についたんだよな。原点回帰!
「英語コンプレックス」とのお別れの日も近いかな。