「好きなことをする努力家は最強なんです」
「ブルーピリオド」観てきました。
原作が好きで、アニメもみていて、今回実写の映画もやるということで、観ました!!!!!!
ネタバレは避けますが、ちょ―っと内容とか雰囲気とかセリフとか出ちゃうかもなのであしからず。
もう、めっちゃ良かった。
やっぱり、2時間という映画の制約のなかでマンガ6巻分の受験編を描くのは大変なんだろうなとは思いつつ、でも話が薄っぺらくなることはなく、必要なシーンや登場人物の描き方をとてもうまく原作から選択して描かれているなぁと。(なんか偉そうですみません)
2時間の映画で、最後の受験の結果発表は思わずジーンとしてしまった…
それだけ主人公に感情移入できて、応援したくなってしまうのは、なんかとてもすごい技なのでは???と思います(映画だとあまり感情移入できないタイプなので)
この映画でとても印象的だったのは、「好きなことを選ぶ」ということ。
主人公の八虎はこれまで、親の期待や就職のしやすさ、安定して生きていけるかどうかなどを考えて、周りの人に合わせる生き方をしてきたんですね。
だけど、そんな八虎が、1枚の絵に出会って、自分で絵を描いてみて、その楽しさに気がつく。
そして、社会からのしがらみとかをとっぱらって、自分のやりたいこと、夢中になることに向きあって、受験をすることを決める。
これってめちゃめちゃ勇気がいることだと思うんです。しかも八虎は勉強が結構できるし、親からも国公立に入学して安定した生活を送ってほしいと言われてる。私が高校生だったら、自分のやりたいことを曲げて、親や周りの大人の言うことを聞いて、安定の道を選んじゃうかもしれない。。
(なんなら今も就職するか、本当にやりたい美術の勉強を院に進んでやるか悩んでいて、就職する道に進みそうになっている…)
この映画を観て、好きなことに取り組む熱量みたいなところがとても丁寧に描かれていて、素敵な映画だなと思ったのが最初の感想。
そのあと、買ったパンフレットをじっくり読んで、この映画はやりたいことがある人すべてに向けたエールだったんだと腑に落ちました。
そして、また原作が読みたくなったし、また映画を見たくなった。
こんなにエンタメを循環したくなる作品ってあるのかな。
とにかく全人類におすすめです。もう一回観たい。
P.S.
キャストの方々、めちゃ最高でした。
特にゆかちゃん役の高橋文哉くんがもう原作そのままだし、かわいすぎるし、目が癒されました
あと、音楽もめちゃ良かったです。主題歌のWurtSもそうだけど、挿入歌もめちゃよくて、さすがYaffleだなぁと思いました(誰目線)(藤井風の編曲とかもたくさんしている方なので、勝手に親近感を持ってしまっている)