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令和6年日記*がんばろう北陸!

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能登半島地震が起きてからの、ふるさとのこと、身の回りの出来事など綴りました。
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元日の地震で大きな被害の出た輪島市、珠洲市、能登町が今度は大水害に見舞われました。復興へ歩みを進み始めたところだったのに。本当に辛い。負けないでいてほしい。最近、少し安心していた私。思いを新たに、心を寄せていこうと思う。

がんばろう北陸⑨思わず二度見、そして「負けないで」

能登半島地震から4か月。 桜の季節も過ぎ、風薫る五月である。 私の周辺では、まだ少し地震の痕跡が残っているけれど、それを含めての新たな日常が始まっている。 例えば、気になっていたアスファルトのひび割れは、 補修を待つ間に、草が生えて、緑のラインになっていたり、 補修をして、パッチワークようになっていたり。 ゆっくりとした歩みだけど、少しずつ前へと進んでいる。 軒を連ねた家が地盤沈下をした場所。ここはあまり変わりがない、改修はこれからという。 その中に、玄関の戸がガ

がんばろう北陸[番外編] TOMORROW 2 地盤沈下の町の片隅で見つけました 🌱

がんばろう北陸⑧TOMORROW

元日の地震から3か月。 今、私が住んでいる町はどうなっているか?というと、 どうにかできるところは、どうにかしてあり、どうにもならないところは、最低限の手当てだけしてある…といった状況。 最近気になっているのが、アスファルトのひび割れ。 地殻変動がここにも及んでいるのかな。  例えば、職場の駐車場。 まるでジグソーパズルのようなひびが、ここそこに入っている。 だ、大丈夫か(汗) この頃は、ひび割れてできたピースが、さらに細かい網の目状になり、(←毎日車が出入りしているし

がんばろう北陸⑦ちょっと目眩、のち涙

能登半島地震のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。 1/6(土) 早朝、大きな横揺れ。 続いて小刻みな揺れが、次第に大きくなる。 こわいぃぃ…(泣) 地震速報を見ると震度3。こればっかりは、慣れるということはない。 午後から夫と買い物へ。 ユニクロで夫はフリース、私は暖パンを購入。 次に、食料品購入のため、ユニクロ隣のスーパーへ。 昨日までは、商品の補充が止まっている感じだったが、今日はあふれんばかりに商品が並んでいる。そして、大勢の買い物客でごった返し

能登半島地震から1か月。 珠洲の小中学生が避難所に貼る壁新聞を作っていた。 大人を励まそうとしているんだね。 新聞の名前は「ケセラセラ」 随分古い歌を知っているんだなと思ったら、違ったw 私→ドリス・デイ 珠洲の小中学生→ Mrs. GREEN APPLE 明るい歌声を有難う。

がんばろう北陸⑥青春ソングに元気をもらう(2024. 1. 5)

能登半島地震のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。 職場には地震の爪痕が残っている。 駐車場のアスファルトのひび割れ、陥没。図書館は危険があるため、まだ手がつけられない。 それでも、仕事はできるのだし、「よし」としなければなるまい。 ただ、傷ついた光景というのは、じわじわとメンタルに来るようで、二日目にして、気持ちがどんよりしている。 仕事帰りに車のラジオを入れたら、中島みゆきの「時代」が流れていた。 「わ、なつかしい…」 曲はすでに終わりのほう。間もなく

がんばろう北陸⑤仕事始めの日(2024. 1. 4)

能登半島地震のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。 今年は「喪中」ということで、正月はのんびりと過ごすぞ(=何もしないぞ)と楽しみにしていた私。 ところが、元日の地震でそれどころではなくなり、ばたばたと落ち着かないまま、仕事始めの日を迎えた。 勤め先の図書館は、大変なことになっていた。 先の震災の例もあるので、予想はしていたけれど、その場に立つと声も出ないのであった。同僚も然り。 書架からは大量の本が落ち、床の上に折り重なって散乱している。 落下した本は

がんばろう北陸④孤独にならないように(2024. 1. 3)

能登半島地震が起きた日のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。(1185文字) 中学3年のときの同級生7人<女子限定>のグループラインがある。 毎年、元日の午後ともなると「あけおめ!」で、盛り上がるのだが、今年はまだ沈黙していた。 お昼のニュースを見ていたら、卒業した中学校の地元は、液状化の被害が出ていて、大変なことになっていた。 午後1時「みんな無事ですか?」とラインメッセージを送ってみた。 しばらくして「無事だよ」とか、「怖かったね」と、メッセージが届

ヘリコプターが飛ぶ音で目覚める。今日は2024年1月3日。2024年が始まってまだ3日目。まだ2日しか経ってないのか。

私がフォローしているnoteのクリエイターさんたち、 能登地震のこと、気にかけ、心配してくださっている。 スキやコメントありがとうございます。本当に心強いです。

がんばろう北陸③長い一日(2024. 1. 2)

能登半島地震が起きたあとのことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。(1616文字) 朝9時、布団から出る。 昨日の地震は夢であってほしかった。今もそう思う。 スマホを見ると、ほぼ毎日買い物をしているスーパーの公式アプリに、お知らせが届いていた。 今日、予定通り朝9時に開店するとのこと(!) 石川、富山県内の店舗の状況と、開店時間の一覧もあった。すごいな。 テレビをつけると箱根駅伝!既にスタートしていた。 いつもの1月2日の光景。毎年楽しみにしているのに、昨日も

がんばろう北陸②生まれて初めて避難所へ(2024. 1. 1)

能登半島地震が起きた日のことを書きます。辛くなる方は読むのを控えてください。(1542文字) 最寄りの避難所は小学校の体育館。 行くと、すでに多くの人が避難所が開くのを待っていた。 我が家のmダックス。連れては来たが、大暴れの大パニック。脱出するつもりなのか、クレートの底を滅茶苦茶、掘り掘りし、吠えまくっている。困った。 通りがかりの人は「わんちゃんも家族だものね」とか、声をかけてくださるが、避難所の中に連れて入れるのは躊躇われた。 やむなく、mダックスは家に連れて帰るこ

がんばろう北陸①大きな地震が起きた日(2024. 1. 1)

能登半島地震により犠牲となられました方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。(1900文字) 穏やかな元日の昼下がり、 家族は思い思いに、のんびりと過ごしていた。 去年の今頃は、特養から義母が戻るというので、私は戦々恐々としていた。義母の在宅介護は220日間続き、夏には義母を見送った。 私は『note』に思いを綴り始めた。 義父は腰椎圧迫骨折で2度入院。認知症の症状が顕著になり、要介護1の認定を受け、デイサービスデビューを果たした