僕らはいつも異なる空を飛んでいる鳥で 生態も違うから 普段は同じ風にのることがないんだ でも年に数回、奇跡的な乱気流が起こる それはとても危険なひと時で ただ、ようやく抜けた先には 目の前に翼を広げた微笑み舞う君の姿 現実味のない逢瀬 交わし合う鳴き声 触れる羽根の柔らかさ だからこそ僕は 乱気流がもうすぐ起こるかもしれない という知らせを聞くと 心穏やかではいられないんだ 君に会えるかもしれないというのに ただただ喜ばしいだけではいられないんだ だって君
シチュ:恋人たちがデートの待ち合わせをしていた✨ ⛩️:えみ!待たせたな✨ 🐈:○○くん!全然、待ってないよ!♡✨それより!ねぇ、そのTシャツって…!✨ ⛩️:こえみぃTシャツ着てきちゃったよー!どう?✨似合う?✨ 🐈:えーっ!♡✨すごく似合うー!♡✨かっこいいよ♡✨ ⛩️:照れるな✨ほら、後ろはえみ○○プリントだぜ✨ 🐈:わー!♡✨最高っ!♡✨じゃあ、手、繋いで、行こっか♡✨ ⛩️:おう!✨今日も良いデートになりそうだ!✨ *・゜゚・*:.。..。.:*・'
君はきっとあの時期 間違いなく弱っていたんだと思う まるでその心の空白に ピタッとあてはまるピースのように 私が 舞い降りたんだ 私も私で当時は もう頑張れない、誰か助けて と思っていたし だからもういいんだと 何らかの魔法めいた効果で すでにお互いの「治癒」は終わったんだと でも私はこれ以上 「好きな人」を更新したくないんだと 余生は主に 「記憶」と一緒に生きてみる もう「君」で終わりなんだ 私の人生は 君が私を必要としないくらい 幸せになってくれて嬉しい
シチュ:こえみぃちゃんがシカ子の夜のお店に遊びに来た🍭✨ 🐈:お店やってりゅー?✨って、うっわ、くっさ(臭っ)! 🦌:あら?こえみぃじゃないの✨良い匂いでしょ?オス鹿のお香💋 🐈:け、けもの臭(しゅう)が凄いんよ…。ちょっと、スッキリしたいから、飲み物ちょーらい!って、ぶべっ!なんか飲み物に浮いとる!!! 🦌:オス鹿の毛よ💋 🐈:いつの間にこんなメス鹿専用のお店に…って、え?何このポスター!今度ここでディナーショー?! 🦌:超有名配信者シカヘルが、少しずつ服を脱ぎ
男女問わず 誰と呑んだ帰り道でも 私の心をめちゃくちゃ占領するのは あなたという存在だけだった 呑んでる最中は 場を完全に楽しんでいても 気が緩んだ帰路では もう完全にだめだ あなたと他の人が一体 どう違うのか 何が違うんだ 逆に他の人の方が気楽で楽しいじゃないか どう違う 何が違う あの頃 意識下で憧れてた 姿が見えると 目で追わずにはいられなかった どうして 私と喋ってくれるんだろうと思ってた あの頃の自分から 抜け出すことができない 気が高ぶって楽しん
シチュ:美術室で授業中、女子高生二人が、課題の絵に絵の具を塗りながらお喋りをしていた✨ 🐈:『芸術の秋』っていうけどさー。お腹すいたし、眠いし、バトミントンとかしてる方が好きだなー。 🌙:それはもう、今すぐピクニックに行きな。 🐈:確かにー!とゆうか、本当に○○っていつもちゃんとツッコんでくれるよね!芸術的レベル! 🌙:なんか嬉しくないんだよなぁ。笑 🐈:ちなみに○○って、恋してる相手とかにも容赦なくツッコめたりするの? 🌙:え…!(照れ)ちょっと!恥ずかしいこと
あなたの前では 女の部分を出さないようにしていたの あえてガサツに大爆笑して 可愛くないお酒を飲んで 何度隣を歩いても手さえ触れなかった こんなに一緒にいて楽しくて また会いたい、話したい、これからも そんな風に思える人に対して 恋の方向に舵を切ることが あまりにリスキーだと 自分でも自覚していない本能が 急ブレーキをかけ続けていたんだろう 原因不明なときめきに 首をかしげる時も多々あった 自問自答した末に 「トモダチ」という審判を下した夜もあった あなたがいつも
シチュ:デート終わりに、定食屋さんでご飯を食べている、20代の恋人たち✨ 🐈:ねー!次のデートは、『○○(まるまる)の秋!』みたいなことを感じたいなー! 🕶️:えー?!じゃあ『スポーツの秋』ってことで、爽やかにテニスでもするか?! 🐈:違うなぁ 🕶️:『読書の秋』でブックカフェ! 🐈:じゃなくてーっ 🕶️:『食欲の秋』で、さつまいもを掘る! 🐈:ぶー!❌ 🕶️:全否定じゃねぇか!笑 🐈:実は『バステトの誘惑』の公開収録に当たったの!テーマは『○○の秋』だって
唯一の救いは 〝あなたのお姫様〟と〝私〟が 友達という関係ではないということだった 百人以上の団体の中で奇跡のように繋がったのが あなたと私 あなたとお姫様 可憐な姿は知っていても 声は知らない 守られるべき可愛い可愛いお姫様 繋がらなくて良かったと 自分の交際範囲の浅さに初めて 感謝したい気持ちだ そんな現状の中 ふと思い出したのが 十年前の恋だった 一人暮らしの私の部屋で 申し訳なさそうにブランケットで顔を隠しながら 新しい彼氏が出来たことの報告をした友達の
シチュ:お母さんが家族に点呼をとっていた✨ 🐈(母):みんなー!点呼取るわよー!せーの!1! 🐈(父):2! 🐈(こえみぃ):3! 🐈(ペットの猫ちゃん):にゃー! *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。. .*・゜゚・ この度、stand.fm《音声配信アプリ》にて配信中の『バステトの誘惑』という番組で、台詞を書かせて頂きました😊✨✨✨ (43作品目!✨順不同) この日のテーマは『家族🧑🧑🧒』✨ この日はemi
まだ日差しが控えめである正午前 閑散とした歓楽街の歩道を あなたの後ろ姿について歩いていた 行き交う人もまばらで 時が止まったかのようなビルの無呼吸具合に ここにいる自分という存在が まるで現実味を帯びていないかのようだった あなたは 午後から会社に顔を出す予定らしく その前にまず私と 喫茶店で軽い腹ごしらえをすると言う 喫茶店に入ると 通されたのは少しばかり天井が低い 奥の席であった 私たちはメニューの写真からも伝わる ボリューミーなカツサンドをそれぞれ頼み 実物
それはもうどっぷりと 君に会っているような心地になっていたんだ 「数ヶ月かけて勉強していた試験が ようやく終わったんです」 私はカチャカチャと音をたてて 指先を踊らせながら 誰にするわけでもない状況説明を 頭の中でしていた 「やっぱり勉強していた反動が大きいのか 今は執筆と読書が楽しくって」 今や机に向かう時の必需品となってしまった アイスカフェオレは ダブルウォールグラスの中で 今日も静かに飲まれる時を待っている 「主人公は私そのものですよ」 小さな画面から流れ
シチュ:女子高生二人が、コンビニで秋のスイーツを見ていた✨ 🐈:わぁ!さつまいものプリン美味しそー!✨食欲の秋だねー✨ 🍀:うん… 🐈:ん?どうしたの?急におとなしくなって。って、あれ?店の外にシカヘル先輩がいるー! 🍀:emiちゃん…実は私…好きなの… 🐈:え?何?え?!シカヘル先輩のこと?! 🍀:あんこが好きなの…!キロ単位で買っちゃうの…!どうしよう…!ここにある、あんこスイーツ全部欲しい…! *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。. .。.:*・゜゚・
あぁ、君の心の傷が見える 君は 私にも同じような傷があるのか確認したね 私はね 本当はね ちょっと違う傷なの 君が思っているような傷じゃないの でもね、同じような傷だと 偽(いつわ)ってもいいかなって思った 君の心が軽くなるのなら 君と仲間になれるのなら 君のその憂いを私が独り占めできるのなら だって君は 再会した時からずっと その傷を気にしているでしょう 君がそんな傷気にならないくらい 私がその懐(ふところ)に入り込めてたらいいのに 私は君が好きだよ だか
シチュ:メイドさんとこえみぃお嬢様が、お月見をしていた🎑✨ 🐈:綺麗だのぅ✨ 🌟:そうですわね…✨って、まぁ!お口にお月見団子の残りがくっついてますわよ!こえみぃお嬢様! 🐈:つまみ食いがバレてしもたーっ😂✨ 🌟:月にかわって、おしおきでございますわよ!✨✨✨ *・゜゚・*:.。..。.:*・':.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。. .*・゜゚・ この度、stand.fm《音声配信アプリ》にて配信中の『バステトの誘惑』という番組で、台詞を書かせて頂きま
晴れやかな空の下 ファッションビルが点在する街 特に若者たちが多く行き交う 交差点で囲まれた地で 曲そのもの、歌声、ギターの音色が 耳から私の心を捉え 足を止めさせたのだ 「どこだろう」 私は全方位に視線を走らせ その定まらない足取りによって スカートに軽い遠心力がかかった 「あ…あの人だ…」 それなりに聴衆を集めている 他のストリートミュージシャンの前を通り過ぎ 向かうは横断歩道を二つ渡った先 ギターで弾き語る 黒いTシャツ後ろ姿の君 近づくたびにあらわにな