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夫氏の病気は「退形成性星細胞腫」②

そんなこんなで2020年10月下旬に医大に入院。
手術は数日後の10月30日。

結婚後私は出産・胆石・肩の骨折で入院はしていても夫氏は入院した事が無かったのでなんだか不思議な心持ちでした。

そして入院後手術の説明で渡された資料を見て初めて病名を知りました。

退形成性星細胞腫

舌を噛みそうな早口言葉のような病名。
全くもって言葉の意味もわかりませんでした。

ただ先生の説明は早くて多い。
サインする資料も多い。
病名のことなど二の次でした。

一通り終わりコピーも貰い私と同行してくれた娘は帰宅。

我が家には一人娘がいます。
同居で成人しています。

この娘、気になることはなんでもネットですぐ調べる現代っ子。
私も調べはしますが中途半端というかある程度わかるとすぐやめますが娘は違う。
結構時間をかけて理解できるとちゃんと私に説明してくれる優れもの。

そしてこの病名をいち早く調べて教えてくれました。

脳に染みて広がる癌の一種。
グレードⅢの脳腫瘍。
50歳前後の発症が多い。
5年生存率40%
治療法は手術+放射線治療+抗がん剤

グレードⅢってどのくらい悪いんだろう。
最高に悪いのはグレードⅣなんだ。
そっか、治ってる人もいるんだ。
・・・・・・・・・

手術の前に知っててよかった。
じゃないときっと動揺したりするだろうし。

思ったより冷静だな私。
ああ、でも他のことは今は何も考えれないな。

そう思いつつ迎えた手術の日。
朝一番からの手術の予定だったので8時前には病室のある階に行きました。

あまり話す間もなく手術室に向かう旦那にファイトと激を飛ばし見送りました。

③に続く

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