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【遅ればせながら東リベを考える】※ネタバレ注意 日経トレンディ2021年ヒット商品ランキング

今週、2021年のヒット商品ランキングが発表されましたね。
オジサンにはわからないことがたくさんで、ぴえん超えてぱおんだし、マジ卍状態。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00549/00001/?i_cid=nbpnxr_parent


そんな中、ランキング19位に入った「東京リベンジャーズ」。

たしかにオジサンも、メディアで、

・不良系のアニメが流行っているらしい
・「日和ってるやついる?いねーよなー!」
・「うわあ、その髪型マイキーみたい」「私はドラケン推しです」

とのうわさは聞いていた。

不良ものってあんまし興味ないのよな、、、(日和ってないですよ)
と思う一方で、
2020年に鬼滅の刃が大流行してから、鬼滅を追いかけた経験もあり、、、

今年こそ流行に遅れずリベンジせな。(‥‥こういうとこがオジサンなのだ)
その思いで見始めると、面白くてどんどん引き込まれていって、止まらない。

正直次の回を読みたいので、あんまり書いていられないのだが、
止まらない中でも、いったん、感じたこと、ヒットするアニメの特徴を鬼滅の刃と照らして、考えてみたいと思う。

①誰かを救うために戦う主人公
東京リベンジャーズでは、花垣武道ことタケミっちが、
同級生の橘日向ことヒナを救うために、現代から過去へタイムリープを繰り返す。

というのも、ヒナは2017年の現代で事件に巻き込まれて命を落としてしまうことから、その現代という未来を変えるため、タケミっちは過去で戦うのである。

ここ、2020年に鬼滅を見たオジサンは思うよね。

炭治郎の戦う理由。
これって、無惨によって鬼にされてしまった禰豆子を人間に戻すために、鬼殺隊に入って無惨の討伐に向かって行く。

共通するのは、
主人公が悲劇で愛する人を傷つけられ、取り戻すために戦う姿だ。


②悪の道に手を染める登場人物(登場鬼?)のドラマを描く
東京リベンジャーズでは、タケミっちが東京卍リベンジャーズに入り、数々の敵・チームに挑んでいく。

立ちはだかる敵たちは、百戦錬磨の強者から極悪非道で卑劣な敵まで様々。

そんな彼らについて、対決中に彼らが不良の道に入った悲痛な過去が描かれる。
不遇な生まれ、家族との別れ、危険な状況を克服するために身に着けた暴力というスキル…。
彼らのドラマや思いが描かれるたびに、読者の我々はその壮絶な運命に心を揺さぶられる、ただ悪い人じゃないんだ、と。

そう、ここで鬼滅の刃を思い出そう。
炭治郎は、次々と鬼を倒していくのだが、
皆さんご存じのように、鬼はもともと人間なのだが、心に穴が開いた状態のところへ無惨が「救い」の手を差し伸べて鬼となる。
鬼殺隊により鬼が追い詰められていくと、彼らの過去、鬼になった経緯が描かれていくのだ。

この「悪」の登場人物たちの悪に至る過去のドラマが、物語への読者の共感を生んでいるのは間違いないだろう。

戦闘シーンだけではこれほどの感動は生まれないはずだ。


(余談)※ネタバレ注意
これは、敵だけではない。
マイキーやドラケンも真一郎やエマを失うシーンが描かれており、サクセスストーリーだけではない悲劇が読者を惹きつける。

③主人公は必ずしも攻撃力が高くない、強いのはあきらめない心
タケミっちは、ヒナとの出会いの小学校時代から中学高校を経ても、決して不良界で戦闘力がとびぬけている存在ではない。

ただ、彼はキヨマサくんにぼっこぼこにされようが、メビウスや大寿に圧倒されようとも、天竺に追い込まれようとも、決してあきらめず立ち上がり、立ち向かい続ける。


炭治郎を見てみよう。
炭治郎は鬼殺隊に入隊し、柱たちと鬼と対峙していくが、柱には力で及ばないことが多い。
しかし、彼も、倒れても倒れても、決してあきらめない。

寄り道
↓ 炭治郎の部分を、自分の名前に置き換えて、仕事に励む人、増えてます。。

「頑張れ炭治郎頑張れ!
 俺は今までよくやってきた! 俺はできる奴だ!
 そして今日も!これからも! 折れていても!
 俺が挫けることは絶対にない!」

④あきらめない心が仲間の信頼をつかんでいく
上にも書いたが、タケミっちは、チームのマイキーやドラケン、千冬や三ツ谷たちには力では決して勝てない。

ただ、彼は、”未来”のヒナを助ける、その一心で目の前の敵に立ち向かっていく。
譲れないもののために戦っていく姿勢に、周囲は引き込まれていき、気づくと仲間が増えている。

炭治郎も同じだろう。
那田蜘蛛山の戦いで、禰豆子が鬼であること、炭治郎がそれを隠して連れていたことで、柱たちから懐疑的な目を向けられていた。

しかし、彼が下弦・上弦に対して立ち向かいあきらめない姿、妹を必死に守る姿勢に、徐々に柱たちの信頼を獲得していく。

あの煉獄さんも、最後にこう言ってくれた。

竈門少年、俺は君の妹を信じる


さて、何とか書いてきたのですが、
そろそろ、タイムリープが起きそうだし、読み進めたいので。
また今度黒幕とかのことも考えたいと思いますが、いったんここで休戦します。


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