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昆布巻きぱん
2021年2月14日 14:43
【注意】ネタバレあり感想です。この本が新人作家の短編中編に送られる芥川賞の作品ということで、読み終えてからなんとなく芥川龍之介の「羅生門」を学生ぶりに読み返しました。(ほんとうになんで?)生きるために盗賊になろうとするも勇気のでない下人が、死人の髪を抜いて鬘(かつら)にしようとする老婆に出会い、最初は正義感から老婆を強く拒絶しますが、最終的には自分も悪事に手をかけてしまう話。誰にでも潜む悪