「夜間部の大学生」という選択
はじめに
ぼくは
大学で法学を学び、卒業した人間です。
もっというと
「夜間生」の大学で法学を学び、卒業した人間です。
Twitter:https://twitter.com/pamyuminao24
ぼくがこの記事を書いたのは、
人生の選択として最適解が夜間部である方へ
気づきや背中を押すためです。
特に、「夜間部生の大学生になること」へ
下記の懸念がある方へおすすめです。
【高校卒業後の方】
1:入学、在学中のマイナスイメージ
2:卒業後の進路、就職活動
3:在学中の学びの機会不平等
【学び直し、退職後の方向け】
4:年齢のハンデ
5:周囲の学生からの目
わざわざこんな記事を書いているのは
夜間部への一般的なイメージが良くないと認識しているからです。
「就活に悪影響がありそう」
「周りの大学へ行った人に馬鹿にされそう」
「昼間の学生と学べることが違うのでは...?」etc...
ぼくは夜間部の大学を卒業して「損をした。失敗した。」
と感じたことは一つもありません。
就職活動も学歴による壁はありませんでした。
卒業後の現在もこの選択に悔いはありません。
この記事では、
実際に大学4年間を夜間部の法学部生として過ごしたぼくが、
事実を書きます。
(1:2:は根本的な理由が学歴コンプにある場合が多いため、
偏見を払拭するためにやや偏った文章であることを許してください。)
1:入学時、在学中のマイナスイメージ
「ゼロ」ではありません。
事実、昼間の学生が夜間部学生に対し、
馬鹿にしたような表現を見聞きした経験はあります。
逆に言うとその程度です。
そういったイメージを持ち、持たれがちですが、
マイナスイメージの本質は
「学歴コンプ、偏差値コンプ」でした。
4年間、夜間部の大学生として過ごした立場から言わせていただくと、
「そこじゃない。大事なことは、」です。
夜間部の学生であったがために逃したチャンスはありませんでした。
偏差値の違いは人間性に直結しません。
自分が何をしたくてどう行動したか、これだけです。
いつまでも偏差値至上主義にとらわれる必要はありません。
2:卒業後の進路、就職活動
まず、進路、就職活動に学歴が必須要件になることはありません。
(事実、優遇されることはあります。)
大学進学の目的が
「学ぶこと」ではなく「高偏差値の大学に所属すること」
になってしまっていた場合、夜間部学生である事実を引け目にしがちです。
事実ぼくも大学生序盤はその節がありました。
ですが、就職活動を経験してみると、就職活動に必要なのは
大学「の」「名前」ではなく、
大学「で」「何してた。」でした。
もうだいたい勘づいてきていると思いますが、
そういうことなんです。
「何のために大学に来たの?」
に対して、心の中で
「いや、偏差値の高い大学に行くことそのものが目的。」
になってしまっていなければ大丈夫です。
3:在学中の学びの機会不平等
「ゼロ」です。
全く心配いらないです。
夜間部学生だと、知る機会、学ぶ機会が少なくなってしまうのでは?
というのは心配されがちな内容ですが、全く心配いらないです。
教員はそもそも学生が
昼間の人なのか、夜間の人なのかなんて気にしません。
学びたいことがあって、大学進学を選んだ学生に、
そのような不平等は本来心配する必要すらありません。
安心して入学してください。
4:年齢のハンデ
機会のハンデは「ゼロ」です。
周りが18-22歳の学生が多いため、
退職後や、学び直しのために大学に通うことを検討している場合
気にされることが多い声です。
ぼくも大学時代に20歳40歳歳の離れた同期がいましたが、
成績はよく、日々図書館で勉強、教員への質問も多い素敵な方でした。
こういった場合も教員は親身に対応していました。
機会のハンデは存在しませんでした。
とはいえ、脳の能力的な心配について「ゼロ」とはいえません。
重要なのは年齢のハンデではなく、
学びたい気持ちがあればそれを拒絶されることはないということです。
安心して大学に入学しましょう。
5:周囲の学生からの目
心配は「ゼロ」です。
見た目で、同世代でないことは悟られます。
が、それ自体でマイナスに見られることはありません。
ジェネレーションギャップも正直あります。
でもそのギャップが面白いと思えるでしょう。
ぼくの同級生はそのような感じでしたし、
ぼく自身歳の離れた方との会話から学ぶことは多かったです。
むしろ若い世代にとっても刺激になるのでありがたいです。
安心して入学してください。
おわりに
ぼくの実体験を紹介してきました。
ぼくの実体験が皆様の最適な選択肢に繋がれば幸いです。
おまけ
今回の内容は入学を検討する方向けの内容でしたので、
切り口を変えてもっとたくさんの方に伝えられることはあります。
今後もし反響があれば、在学中の夜間部学生向けの記事も執筆します。
ぜひ続きが気になる方は何かしらアクションをいただけると幸いです。
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