🇯🇵🇺🇸🌍米国株最高値更新⤴️⤴️⤴️(1月株式相場まとめ)

【日本株】


⭕️日経平均:36,286.71円 先月比:+8.43%
 円安と金融引き締めの観測後退及び海外投資家の日本株買いにより大幅上昇の月となった。

⭕️TOPIX :2,.551.1円 先月比:+7.81%
⭕️10年国債利回り:0.732% 先月比:+16.11%
⭕️ドル円:146.966円 先月比:+4.22%




【米国株】


⭕️ダウ平均:38,150.30ドル 先月比:+1.22%
・ハイテク株主導での上昇。インフレ率の鈍化と個人消費の堅調さがみられ、3指数とも過去最高値を更新した。
・月末はTesla、Google、Microsoft、AMD(半導体大手)の決算発表後に大幅下落となり、全体を押し下げる格好となった。
・1/31のFOMC会見の結果、3月利下げ期待が遠退き、株安・ドル高・金利低下(債券が買われた結果)となった。しかし、利上げの選択肢はなくなり、年内中の利下げが確実視されてきたため、長期的にはプラス要因。
 

⭕️NASDAQ:15,164.01ドル 先月比:+1.02%
⭕️S&P500:4,845.65ドル 先月比:+1.59%
⭕️ラッセル2000指数:1,959.4 先月比:-4.18%
⭕️2年国債利回り:4.201% 先週比:-1.40%
⭕️10年国債利回り:3.922% 先月比:-0.91%
⭕️ドル指数:103.522 先月比:+2.12%
⭕️VIX指数:14.88 先月比:+5.68%
⭕️原油:75.85 先月比:+6.34%
⭕️金:2,057.7 先月比:-0.68%
⭕️ビットコイン:42,550.75 先月比:+0.69%




【経済ニュースまとめ】


○日本のニュース

⭕️🇯🇵11月実質賃金

 ・前年度月比:-3.0%(20ヶ月連続の減少)
 ・前月比:-2.3%

 7ヶ月ぶりの大幅な減少率。名目賃金の伸び悩み(+0.2%)が要因。実質賃金の伸び悩みは消費低迷に直結するため、将来の不安要素となっている。


 




⭕️東証の株式時価総額、アジア首位返り咲き

 東京証券取引所に上場する株式の合計時価総額(ドル建て)が11日、中国の上海証券取引所を上回った。約3年ぶりの返り咲き。中国経済への警戒感から日本へのマネーシフトが逆転に繋がった。海外投資家の「中国重視・日本軽視」の潮目が変わった可能性。要因は中国政府の民間企業に対する締め付け。(不動産業界やゲーム業界への対応)

 




⭕️日銀金融政策決定会合

 マイナス金利継続を決定。

 ・物価見通し(コアCPI)
 2024年度見通し 2.8% → 2.4%
 2025年度見通し 1.7% → 1.8%

 ・発言要約
(物価目標達成の確度は)引き続き少しずつ高まっている。物価安定目標の実現が見通せるようになれば、マイナス金利を含めた大規模緩和の継続の是非を検討していく。

 ・決定会合要旨 「春闘みて判断でも遅くない」
 複数の委員が「春季労使交渉(春闘)の動向をみて判断しても遅くない」と述べた。労使交渉の動向を重視しつつ、「賃上げ率などの特定の数値によるものではなく、総合的な判断が必要」。物価動向についても、輸入物価上昇による「コストプッシュ圧力は一服する方向にある」との発言があった。






○米国のニュース

⭕️🇺🇸経済指標

・雇用統計

【非農業部門雇用者数変化】
 結果:21.6万人
 予想:17.0万人
 前回:17.3万人

【失業率】
 結果:3.7%
 予想:3.8%
 前回:3.7%

【平均時給】
 ⚪︎前年同月比
 結果:4.1%
 予想:3.9%
 前回:4.0%
 ⚪︎前月比
 結果:0.4%
 予想:0.3%
 前回:0.4%

・12月PCEデフレーター

・PCEデフレーター(前年比)
 結果:+2.6%
 予想:+2.6%
 前回:+2.6%

・コアPCEデフレーター(前年比)(食品・エネルギー除く)
 結果:+2.9%
 予想:+3.0%
 前回:+3.2%

※インフレの鈍化と雇用の強さを示すことを示唆する結果となった。ソフトランディングへの期待が高まり株高の要因となった。





⭕️1月FOMC議長会見結果

【発言まとめ】
 ・政策金利据え置きを決定
 ・3月に利下げを行う可能性は低い
 ・経済が悪化する前に利下げを行いたいが差し迫ってはいない
 ・今年のどこかの時点で利下げの可能性ある
 ・利下げ停止を宣言?(声明から利上げの可能性を示唆する文言が削除された)
 ・気にしているのは全体的なインフレ数値
 ・インフレ率を2%の目標に戻すことに強くコミットしている
 
 ⭐️前回の声明文との違い
 【前回】
 「最近の指標は、経済活動の伸びが第3四半期の力強いペースから鈍化したことを示唆している。」
 【今回】
 「最近の指標は、経済活動が堅調なペースで拡大していることを示唆している。」

 ※市場が予想していた3月利下げ期待が後退して一時的な株安となったが、今年中の利下げが確実視及び利上げの選択肢がなくなり、長期的には株にとってプラス材料。インフレ率が予定通り鈍化していくかが今後の注目ポイントとなる。





⭕️テスラEV世界首位の座を中国に奪われる

 米テスラが2023年10-12月のEV販売台数は48万4507台とアナリスト予想(41万3173台)を上回ったが、中国BYDの同四半期販売台数は、52万6409台で世界首位の座を奪われた格好。BYDは比較的安価かつ幅広いラインナップで中国市場での販売を伸ばしている一方、テスラは高額なモデルを販売しているため、売上高及び利益はテスラの方が大きい。






⭕️米証券取引委員会(SEC)、ビットコインの現物ETF承認 11日から取引開始

 暗号資産ビットコインについて、現物投資型の上場投資信託(ETF)の上場申請を承認した。暗号資産交換所を経由せず、証券口座で売買できるETFを通じて、ビットコインをポートフォリオへ組み入れることができる。決定を受けて、ビットコインの価格は一時4万7000ドル台に乗せた。

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