【第1回】M-KUBOSを動かしてみます
皆様こんにちは
M-KUBOSの営業を担当しているKAKIKIです。
これからPALTEKで作成したFPGAボード『M-KUBOS』
これを用いた実験や情報をお届けして参ります!
私理系出身ですが、FPGAを動かすのは初めての体験です!ドキドキ。。。
今回はM-KUBOSのご紹介です
M-KUBOSはMPSoCが載ったFPGAボードで、
• LinuxやFreeRTOS等OSが動かせる
• CPUソフトとロジックのハード回路を両方載せられる
• 16Gbps、25Gbps通信の高速トランシーバーを全て使える
• ボード単体消費電力は60W
• 開発ツールはXilinx社のVivado、Vitis、Vitis AI、PYNQを利用
• IFコネクタはサブ基板で拡張していく
等など、多くの特徴を持っております。
この連載を通して
M-KUBOSの魅力を一つずつご紹介していこうと思っております!
まずM-KUBOSに搭載されたMPSoCとは?
• ARM Core-A53×4
• ARM Core-R5×2
• 16nm プログラマブルロジック
それに各種インターフェースのペリフェラルと10Gbps以上の高速通信トランシーバーを備えた『次世代アプリケーション向けの最も広範なデバイス』です。
参考:XILINX社HPより引用
M-KUBOSにはその中でもロジック規模が最大のXCZU19EGが実装されています。
このMPSoCは従来の『FPGA+外部CPU』といった構成を改善し高速化・省電力化・省スペース化を実現します。
CPU部分に当たるPS(Processing System)とロジック回路部分のPL (Programmable Logic)により構成された内部では、AXIバスにより高スループットで通信を行います。
開発にはVIVADO、VITIS、PYNQという専用ツールを利用します。
VerilogやV-HDLで記述しなくてもGUIやC言語、Pythonを用いて開発を行えます。
LVCMOSやLVDS等の一般的なI/Oの他に16Gbps、25Gbpsの通信が可能な高速トランシーバーがあります。
16G×8、25G×4で100Gbps通信を実現します。
M-KUBOSではそれらを全て自由に使えるように引き出しているので、任意のインターフェースで高速化を検討できます。
例えば、
• 8K映像を1本のケーブルで伝送する(U-HDI)
• 高速マシンビジョンカメラからの画像を生データで前処理する
• 数百個のセンサー情報を高速かつ長距離に伝送する
• 市場にHWのない特殊なインターフェース変換を行う
今後このM-KUBOSを使って色々と実験をしていきたいと思います!!
次回からはM-KUBOSの起動実験。
まずはVIVADOを使って土台になるBlock Designを準備します。
お楽しみに☆
M-KUBOSの詳細なご紹介は弊社Webページ(下記画像をクリック) もしくはyuji_kakiki@paltek.co.jpにお問い合わせください。
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