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商業出版で一番大変だったこと【FANBOXから転載】

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▼ここから、2023年12月12日に書いた記事です▼

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FANBOX運営ご意見箱にて、「クリエイター活動とお金の話」のリクエストもありました。

お金の話とはちょっと違うかもしれませんが、わたくし個人的にはフリーのクリエイターがそれなりにお金を得たいのであれば、個人案件(一般の人からの依頼)だけでなく商業案件(企業からの依頼)をやるのがいいと考えております。

で、全員が全員ではないと思うんですけど、漫画家さんや小説家さん(またはその志望者さん)だったら「出版社から単行本を出したい」とか、イラストレーターさんでも「商業出版してみたい」とかいった夢をお持ちのかたがいらっしゃいますよね。
多分。

私はいわゆるマンガ出版社から創作漫画の単行本を出したことはありません。しかし、商業出版の経験はあります。

※この本↓

よくよく考えたら私の経歴で学研さんから自己啓発本を出版って意味わかんないんですけど(しかも挿絵とかじゃなくて絵も漫画も文章も全部自分が書いて/笑)、人生って本当に、自分の思わぬ転がり方をするものですよね。

「漫画家やイラストレーターや小説家としての出版とはちょっと違うしな〜」と思って、今まで出版経験の経験談はあまり公に出していませんでした。

が、私が経営するカウンセリングにちょこちょこ単行本を出版しているプロの商業作家さんがいらっしゃって、そのご相談を受けていたら

「私みたいなイレギュラー商業出版者の体験談でも役に立つんだな」

と感じたので、今回記事にしてみることにしました。

これから商業出版を夢見ているクリエイターさん達にもなにがしかのお役に立つかもしれません。ていうか、夢がガラガラ崩れたらすみません(笑)。

まあでも、「商業出版さえできれば今までの世界が変わるはずだ、幸せになれるはずだ、すごくなれるはずだ」などなどの幻想をもしお持ちであれば、早めに捨てた方がよろしいかと思いますよ(悪魔のような言い草)。

◆一番大変だったこと、それは集客(宣伝・販促活動)

いきなり結論から言ってしまいますが、商業出版で最も大変なのは、自分の本にお客さんの関心を向けることです。

いわゆる宣伝・販促活動ですが、私はこれを「集客」と言ってもいいなと思ったので、あえて集客と書きました。

商業出版ができるほどの会社って、たいていは自費出版社と違ってデカい企業ですし、作者の代わりにめちゃくちゃ宣伝してくれそうじゃないですか。

いや、実際に学研さんは宣伝にもご尽力してくださったんですけど、それでも作者本人もかなり宣伝活動をしなければなりません。

私はX(旧Twitter)のフォロワーが1500人の時に出版のお声をかけていただきました。しかし、通常こんなことはありません。というか、ありえません。

なぜなら、書籍の販売数(売上)は「作者の知名度(フォロワー数)」にかかっているからです。

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