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他の用事を済ませて余った時間で創作をしよう、って絶対無理

今の私は、自分の創作漫画を自主連載して19話まで手をつけ、先日ついにKindleで電子書籍まで出しましたが、そんな私でも「描けなかった」時期はあったのです。

★電子書籍出した時の話はこちら↓

1話は何とか描き切ったものの2話に着手できずつまずいている、そんな時代の文章が見つかったのでお届けします。
2020年9月29日、約3年前の記事です。

↓ここから↓


創作漫画がなかなか
描き進められないでいます。
なぜなら、仕事や家事ばかりしているから。

仕事や家事で忙しくて
創作ができないのは当たり前だよ!
と多くの人は思うかもしれませんが、
「他の用事を済ませて
余った時間で創作をしよう」
などと言っている人は未来永劫
本気で創作活動などできません。

断言します。

* * *

ここ数年は昔のベストセラー本を
読むのにハマっていまして、
昨日今日はずっと
「金持ち父さん貧乏父さん」
を読んでいました。

その中にこんな一節があります。

私の父の口癖は「よぶんなお金ができたら、人にもあげる」だった。
もちろん、そんなよぶんなお金はいつだってなかった。

ロバート・キヨサキ, シャロン・レクター. 「金持ち父さん貧乏父さん: アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」. 筑摩書房, p.263.

こういう言い回しはかなりの数の本で出て来て、
これはもうお金に限らず全てのことに言えるんです。

「時間ができたら……」
「お金ができたら……」
「家族が反対しなかったら……」

「〇〇たら、〇〇する」
とか言っている内は
絶対にそれを本気ではできません。

「時間が余ったら創作をする」
とかも同じです。
時間など余りません。

わたしはそれを知っているので、
創作漫画に関しても
「午前中に描く時間をわずかでも作る」
というのをやっていたんですけど、
最近は臆病風に吹かれてか
つい仕事と家事ばっかり
やってしまうのです〜〜〜〜〜!

いか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!
こんなことではいか〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!


社会的には、仕事や家事を放り投げて
漫画を描いている方が
「ダメな人」
なんでしょうけどね。笑

自分のやりたいことを後回しにして
「やらねばならないこと」
ばかりをやっている人は
必ずいずれボロが出てくるので、
わたしはそれは嫌なのです。

っていうか、すでに
「ボロが出た」
ことがあるので、
もう二度とあの状態に
戻りたくないのです。

まあでも、
なんで漫画を描かないのかって
理由はわかりますよ。

「怖いから」です。
「この先を描くのが怖いから」。
「この漫画が本当におもしろいのか
わからなくて怖いから」。
「この漫画がわたしの人生の
役に立つかどうかわからなくて
怖いから」。
「仕事をほっぽり出して漫画を描いて、
この先の支払いができなくなったらと
思うと不安で怖いから」。

人間がやりたいことを
やらない理由なんて
ほとんどが恐怖のせいです。

仕事がたくさんあるせいとか
家事がたくさんあるせいではない。
そんなものは言い訳です。

わたしは「怖い」ので、
そんな言い訳を盾にして
逃げているだけです。

なのでわたしは、
自分でこの恐怖に勝たねばならない。

ということでまあ、
恐怖に打ち勝つ第一歩として、
この記事のトップ画を
描いてみました……。

うお〜〜〜〜〜〜!
がんばるぞ〜〜〜〜〜〜!


↑ここまで↑


……まあもう、昔の私が「その通りだね」って思うことを全部言ってしまっているので、今の私が言うことは特にないんですけど。

ここで重要なのは、臆病風に吹かれて漫画が描き進められず、こんなことをグジグジ言っている私が、現在は19話まで着手できているってことなんですよ。

2話の手前で止まってたんですよ? この時。19話て。

先日出した電子書籍ですら、6話分収録していますから。
(正確には0話〜5話)

だからもしこれを読んでいるあなたが、当時の私のように恐怖におびえたり「何とかしなきゃ!」ってジタバタしていても、きっとこの先大丈夫なのです。たぶんね。

だって私という前例がいるから。

でもやっぱり一人では前に進めない、五里霧中、という方は、よかったら相談してみてください。
なにしろ私は漫画家カウンセラーですからね!

ではごきげんよう、さようなら。

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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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