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「こうせねば」「こうあるべき」が自分の人生を苦しくする

ここ1週間もりもりと創作漫画のラフを描いているのですが、「こうせねば」とか「こうあるべき」とかが創作活動を、というか人生全体を苦しくするよな、と思いました。

わたしはこれまでラフ制作において「1P目から順々に描く」というのをやっていました。これまではそのやり方で問題なかったのですが、急に全く進まなくなったんですね。

だから「好きなシーン(話)からラフを描く」に切り替えたんです。

そうしたらもりもり描けるようになりまして、最初2〜3Pでずっとうだうだしていたのが、気づけば22P描けました。といってもセリフしか描いていないコマもあるので、ラフというか「ネーム(ラフのさらに下書きみたいなもの)」に近いのですが。

もちろん「好きなシーンから描く」以外にも心を整えることを沢山したので描く速度が早まっているのですけど、その辺の話は下記記事でめちゃくちゃ語っていますので、お時間のある方はどうぞ。
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表題は「他人の目を気にしすぎて」になっているけど、別に他人の目を気にしていなくても心理的な理由で手が遅い人には役立つ対策をご紹介しております(宣伝)。

さてわたしが現在描いている創作漫画は「1話26P」区切りで描いています。22P描いたとなるともうあと数ページで1話分ですが、実は好きなシーンから描いたので「4話」「5話」分のラフ(ネーム)になっています。

4話収録になるか5話収録になるかわかりませんが、その中でめちゃくちゃ好きなシーンがあって、ワクワクしながら描いています。

創作漫画を描いていると、いつも少しだけ「こんなものを描いたら嫌がる人がいるんじゃないか」という思いがよぎることがあるのですが、それも冒頭の「こうせねば」「こうあるべき」の一種だと思うんですよね。

過去のわたしも含め、うまくいっていない創作家の人たちはきっと「こうせねば」「こうあるべき」に縛られまくっているんだろうなあ、と思います。

画力とか構成力とかアイデア力とかより大事なのは、実は「どれだけその『こうせねば/こうあるべき』から抜け出す術を持っているか」なんですよね。絵描きや漫画家きに限らず、いろんな仕事や人生全般でもそう。

知らない間に植えつけられたり積み重ねてきた「こうせねば/こうあるべき」からどう抜け出すか。

わたしは30を越えてやっとその辺の力を身につけたので、これからその力を存分に使って、思い切り創作をやっていこうと思います。よろしくお願いします。

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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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