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創造性(創作意欲)を高めるアーティスト・デートとは一体何なのか

オリジナル記事掲載日:2019年8月15日

イラストレーターや
小説家・漫画家など
創作をする人はもちろん、
一般的な会社員にも効果のある
【創造性・発想力を
高めるための遊び】
……それが、
アーティスト・デートです。

創造性・発想力が高まると
創作意欲や能力だけでなく、
人生を生き抜く上での
画期的なアイディアや
仕事や対人関係を円滑にする
アイディアが浮かびやすくなります。

多くの大人は、
「自分を遊ばせる」とか
「自分を楽しませる」ことが苦手です。

だからいいアイディアが
まったく思い浮かばず、
いつも人生や仕事や対人関係で
悩んでいるのではないか、
とわたしは考えています。

* * *

そもそも「アーティスト・デート」とは
わたしの好きな本
「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」
の著者、ジュリア・キャメロン氏が
提唱したものです。
(わたしのオリジナルではありません)

詳しいことや効果は本を読んで
確かめていただきたいのですが、
(買うのに疑いがある方は
図書館で探してみてください)
要するに
「自分のためのお遊び」
いえ、
「自分の中に存在する、
子どもの自分のためのお遊び」

です。

この記事を読んでいるあなたも、
幼い頃はとても
発想力が豊かだったはずです。

「なんでもできる」
ような気がする。
気になることは
とにかくやってみる。
気になるものは
とにかくさわってみる。
大人がおどろくような
遊びを思いつく。
などなど。

自分の幼い頃が思い出せない人も、
周りにいる子どもたちを見て
「なぜそんなことを
思いついたんだろう?」
「なぜそんなものに
興味を持つんだろう?」
と思うことが
あるんじゃないでしょうか。

「子どもの気持ち」は誰でも持っています。
ただ、常識とか、世間(他人)の目とか、
今までの経験などを気にしていくうちに、
それを押し殺してしまうんですね。

一般的な「大人」が考える
発想やアイディアは、
大体において面白くありません。

ありきたりだったり、
無難だったりして、
独創的でもなんでもなく、
基本的にはつまらない。

だからわたしたち「大人」は、
「子どもの心・子どもの感性」を
借りなければ面白いことができません。

ただしそれは、
「他人の子ども」ではなく、
「自分の中にいる子ども」の
力を借りるんです。

自分の中に眠っている
「子どもの自分」を呼び覚まし、
ご機嫌をとって、活躍してもらう。
「アーティスト・デート」は
そのためにあります。

* * *

アーティスト・デートは
「自分自身とのデート」なので、
基本的には一人きりで行います。

わたしが過去に行った
アーティスト・デートは以下の通りです。

・あてもなく一人でドライブする。
・一人で温泉に行く。
・気になる美術展に一人で行く。
・初めて一人カラオケをする。
・一人で映画館に行く。
・一人で博物館に行く。
・一人で水族館に行く。
・一人で記念館に入る。
・入ったことのないお店に一人で入る。
・一人で神社を参拝する。
・入ったことのないさびれた神社へ行く。
・通ったことのない道を一人で散歩する。
・一人で渓谷を冒険する。
・一人で森林浴を楽しむ。
・今まで乗ったことのない路線の
電車に一人で乗る。
・一人でバスに乗ってあちこち行く。
・一人で旅行する。
・庭園を一人でスケッチする。
・子どもの自分が好きなものを買いに行く。
・気になる本を片っ端から読む。
・一人でライブコンサートに行く。
・家で一人で映画を観る。

他にもある気がしますが、
今思い出せるのはこのくらいです。

アーティスト・デートは必ずしも
お金をたくさんかけなければ
いけなかったり
どこかに出かけなければいけない
わけではありません。

かかったお金がたった300円でも、
子どもの自分が楽しむことができれば、
それはアーティスト・デートです。

家でただDVDを観るだけでも、
アーティスト・デートです。
ただし、「毎週それをやる」と
アーティスト・デートではなくなります。

子どもだって、毎週毎週同じ遊びだと、
「またそれ〜?」
「どこか行きたい」
と言いますよね。それと同じです。

「そんなもの、
独身じゃないとできないよ」
「あなたはフリーランスで自由だから、
そんなことができるんでしょ?」
と思う方もいるかもしれません。

まったくそんなことはありませんが、
「そう思う」人に説得するのは
時間の無駄だと思うので、
「そう思うなら、
そうでいいと思いますよ」
とわたしはお答えします。

この記事を読んで、
「自分も自分を遊ばせてあげたい」
と思ってくださった方、
「子ども心の大事さ」に
気づいてくださった方は、
ぜひ、アーティスト・デートを
してみてください。

「孤独に慣れてしまったら、
誰かと一緒にいることが
できなくなるのでは?」
と心配する必要はありません。

アーティスト・デートを
心から楽しめるようになると、
友人や恋人、家族と過ごす時間も
とても尊く楽しいものになります。

もちろん、一人きりの時間も
とても有意義になります。
事実、私はアーティスト・デートを
実施する前は
「孤独に耐えられない人」
だったのに、
今ではすっかり一人遊びや
一人きりの創作の時間が
楽しくなりました。

あなたの創造性と発想力が
豊かになることを願っています。
ごきげんよう、さようなら。

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伊藤巴(ともえ)@漫画家×カウンセラー
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