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似顔絵が苦手だった私が依頼を受けるようになるまで
オリジナル記事掲載日:2019年1月16日(冒頭かなり加筆修正アリ)
先々月に似顔絵実績を載せまくった記事を書きましたが。
↓
実は私、イラストレーターなりたての頃は
似顔絵を描くのめちゃくちゃ嫌いでした。
嫌い。苦手。
できれば避けて通りたいレベル。
しかし今は、楽しく描いています。
「似てる」と言われたり、「描いて下さい」とご依頼があるということは、得意と言ってもいいレベルでしょう。
なぜ「苦手」が「得意」になったのか?
今日はそんな話をします。
◆昔は美しく着飾った人だけを描くのが好きだった
そもそも私は、アーティスト(主に歌手)の似顔絵をファンアート的に描くのが好きでした。
こういうかんじ↓
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(大体10年以上前に描いた絵です。それぞれ誰なのかは推して知るべし)
しかしそれは、
きらびやかな衣装を着ていたり、
メイクをしていたり、
好きな顔だったり、
何か目を引く特徴のある顔だったりしたからです。
一般のかたはみんなそんな芸能人みたいな格好もメイクもしないじゃないですか。
しかし
「イラストレーターは似顔絵くらい描けた方がいいかな…」
「けっこうやってる人多いしな…」
と思って、引き受けたりしたんです。
で、玉砕しました。
「似てない」「なんか違う」と言われました。
なのでもう「描きたくない!!!! 一生描かない!!!!」と思って描くのをやめました。
時々思い出したように、アーティストの似顔絵は描いていました。
趣味なので、本人に見せることはないですし。
そんな中で時々「特徴をとらえてる」と言われることはありましたが、それでも私はやっぱり「似顔絵なんて苦手だ」と思っていました。
◆たぶんエッセイ漫画がキッカケで似顔絵を描くようになった
それから何年もずーっとずーっと避けて通っていたはずなのに、なぜか急に、アーティストではない一般のかたの似顔絵を描き始めたんです。
何がキッカケか忘れました。
たぶんエッセイ漫画を描き始めたのがキッカケではないかと思います。
この漫画↓
で、有名人や芸能人じゃなくても「似てる」と言われるようになりました。
(やっぱり「なんか惜しい」と言われる時もありましたが)
そこからさらになぜか、似顔絵の腕を磨く機会が何度もなんどもやって来ました。
業務委託契約をしていたイラスト会社で、似顔絵の申し子のような社員さんに「似せるコツ」をたくさん伝授していただいたり。
そうしていたら似顔絵業務がいっぱいきていっぱい描いたり。
「なんでこんなに似顔絵ばっかり描いてるんだ?
べつに似顔絵作家になりたい訳じゃないのに…」
と正直思っていましたが……w
そんな中で
「やっぱり巴さんに似顔絵お願いしてよかった」
と言われることが何度も起きました。
この
「わたしが描いたから、良い結果になった」
というのはめちゃくちゃ自信になりました。
で、今は、ご覧の通りです。笑
いつでもどなたでも似顔絵描きまっせ〜〜!!
という感じです。
昔なら考えられないくらいの金額で似顔絵を描くようになったのも、経験を積んだ&自信がついたからですしね。
◆嫌いと苦手はただの思い込みだった
わたしは本当に、はっきりと「嫌い」と言えるレベルで、似顔絵を描くのが嫌いだし苦手だと思っていました。
しかし考えてみたら、高校生の頃から椎名林檎さんの似顔絵を描いてサイトを作ったりしてたし、その時も「似てない」って言われたり、2ちゃん(現在の5ちゃん)に晒されたりしたんですよ(笑)。
それでも、描き続けたんですよね。
そもそも好きだったんじゃないか? と。
似顔絵を描くのが。
有名人とか一般人とか関係なく。
だいたい有名人みんながみんな美男美女できらびやかに装っているかと言えばそうでもないですし、一般のかたでも顔がハッキリしていて描きやすい人はいますもんね。
かつての私はきっと、大した努力もせず
「苦手だ!」
「自分にはできっこない!」
と思い込んでいただけなんです。
いざちゃんと描いてみようと決意したら、上達するチャンスがいくつも舞い込んできましたし。
というわけで、あなたが今抱えている苦手も、もしかしたら単なる思い込みかもしれませんよ。
そもそも、どうでもいいものだったら
「嫌いー! イヤー!!」
とそこまで拒否反応しないはずなんですよね。
なにかが心に引っかかっているから、過剰反応するわけで。
苦手とか嫌いの先には、いつも自分を一歩先に進めてくれる何かがひそんでおるなあ、と思っております。
もちろん、苦手なことや嫌いなことを無理にやり続ける必要はありません。
結局のところ、私も「好きな有名人の似顔絵しか描かなかった」わけですし。
エッセイ漫画だって、彼の顔が好きだったので絵にしようと思ったんです。
好きなことしかやってないんですよ。
・好きなことをやり続ける
・苦手という思い込みを外してみる
このふたつを同時にやると、知らない間に、わりと人生や仕事がおもしろくなる気がしています。
ごきげんよう、さようなら。
◎過去の実績を見たい方は冒頭でご紹介したこちらの記事で↓
◎似顔絵アイコンご依頼についてはこちらをご参照ください↓
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