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学校給食で献立の和え物を提供できなかった場合、別日のメニューに加えるべきか

 神戸市の一部の中学校で、従来の選択制デリバリー方式の弁当に代わり、温かい全員給食の提供が始まったことを伝えるローカルニュースなんだけれど、その初日にトラブル続発したらしく多難な船出となった模様。


背景

 神戸市公式noteの下記の記事にくわしい。


初日に発生したトラブル

 今回、給食が始まったのは中央区の6校。記事では初日には3つの問題が発生していたことを伝えている。

  1. 工場の機械トラブルに起因して献立のうち一品を提供できなかった

  2. 一部の学校へ予定の時間より1時間以上も配達が遅れた

  3. 一部の学校で教員分のからあげが届かなかった


 1.と2.は供給側の問題。2.については、wikipediaの記事(出典明記されている)によれば、デリバリーで温かくて食味を失わせず衛生的に提供するとなると、調理も輸送もオペレーションにおいて所要時間がだいぶシビアなものになるらしく、初日だとそういうこともあろうか。

 3.は学校か市教委かはわからないけれど需要側の集計ミスのような気がする。生徒がさくさくと高評価していたからあげを食いっぱぐれ、1.で和え物もなく、スープだけで白飯を食らったであろう先生方は(´・ω・) カワイソス

後日、同じ栄養価と価格のメニューを追加するの?

 気になったのは上記1.の件の対応について。

 この日のメニューはご飯、豆腐と野菜のスープ、鶏肉のからあげ、みかんゼリーだった。しかし、当初予定していたきゅうりと大根のおかかあえは、給食をつくる工場で機械のトラブルがあり、提供できなかった。後日、同じ栄養価と価格のメニューを追加するという。

https://www.asahi.com/articles/ASS923CFDS92PIHB009M.html

 学校給食は、栄養価を計算して毎日の献立を組んでいるはず。これは9月2日の給食で「きゅうりと大根のおかか和え」分の栄養素がたりなくなってしまったから、別日の献立(栄養バランスOK)に9月2日に足りなかった分を上乗せ(栄養を更にプラス)、ということなんだろうか。栄養といってもカロリーはほとんどなく、塩分とビタミンと食物繊維かな。もし代替提供日にサラダが2品となって、結果的に食品の廃棄が増えるなら、それは食育としてどうなのかと思う。成長期の食欲を甘く見過ぎだろうか。それとも空腹か否かに依らず食べない子は食べなかろうとも、提供していることに意義を見出しているのか。
 価格に関して言うと、市教委と委託先等との間の補償はともかく、中学生(の家庭)と学校の間は返金が妥当に思う。もし集金のテクニカルな面で難しいなら、二学期最後の給食でクリスマスメニュー予算を少し上乗せするとかいかかでしょう。二学期始めの消えたおかか和えが、二学期最後にジンジャークッキーに化けて出てくるの。

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