つくって壊してまたつくる!赤ちゃんの好奇心MAPへの道②
実地テストで確認するおもしろさ
前編はこちら
ー午前中は何をしていたんですか?
きむら:デザイン回りなどの制作をお願いしているSHIPYARDの皆さんにも参加していただいて、キュレーション会(編集会議と読んでいたもの)のデモをしていました。
ーおお~。これが実際に皆さんが書かれた「プレイリスト」ですね。
ーこれは面白いですね~~~。
きむら:はじめてキュレーションを体験してくれたSHIPYARDさんたちが、とても楽しんでくれていたのがよかったですね。
あおき:「気のきいたことが書けないから悔しい」とかおっしゃってたりして(笑)
ーそこ、悔しがるところなんですね(笑)。
このリストは、誰がキュレーションしたのだろう?と想像しながら見てみても面白いですね。作った人の性格も見えてくるようです。
きむら:自分がつくったリストに、他の方が気づきカードを追加してくれてうれしいと思ったという人もいれば、自分のリストには誰にもカードを追加されたくないという人もいました。
ー「好奇心をあじわう」にふさわしい仕立てができあがったみたいですね。
ビジュアライズの方法めぐってわいわい議論
ー今は何について話し合っているんですか?
きむら:このリストの名称をどうするかとか、好奇心マップを使ってくれる方にどう見せていくかについて、SHIPYARDさんと一緒に話し合いをしているところです。
今気づきカードをキュレーションしたものを、どんな風にビジュアライズするのか、たとえば二次元にするのか、三次元にするのか…ということについて議論をしているようです。
こいた:好奇心を書いた気づきカードが飛んできて、三次元にマッピングされていく…。
(かっこいいけど難しそう~~)
SHIPYARD くろかわ:第一段階は気づきカードをキュレーションして、次の段階でビジュアル化していきたいですよね。現時点でどんなビジュアル化をするのか決めるのは難しいけれど、どんな風にビジュアル化したいのかという青写真はプレスリリースに入れたいかな…。
(きむらさんが書いたプレスリリースの下書きを元に、議論を進めているのね。プレスリリースをどう書くかから逆算して発想しているんだな…。
Amazonはステークホルダーに提案の良さをしってもらうために、プレスリリースを作ってからプロジェクトをスタートすると聞いたことがあるけど、それに似ている…かも…)
くろかわ:「好奇心」という手がかりのない言葉のままだと、どこにアクセスして、どうあじわえばいいのかもよくわからないけど、「好奇心マップ」と名前をつけると、好奇心に居場所が得られていて、手を伸ばしやすくなってくるね。
マップといっても、本当の地図のことではなくていいってことか。
こいた:そうそう。「好奇心マップ」をやりたいとるみこさん(=はなむれ)がいったときに、わたしはなんだかよくわからないけど「やってみたい!」と思ったから。
(名前にわくわくする要素があるって大事だな…。地図と聞くと、それだけでなんだか楽しさがある)
こいた:この話したときに、ワークショップで私たちこれを作ってます、と見せられるものがあるといい、といったけど、この好奇心マップがあると、「これを作ってます」と伝えるイメージができそう。
ワークショップの壁に日本地図がはってあって、行った場所を塗りつぶして、ここまで行きました…みたいなのもよさそうだな…。
くろかわ:「気づきカード」が1010枚あるというアイデアはとてもいいよね。
ワークショップやイベントの会場の外の壁に、1010枚の気づきカードがあるだけで、ワークショップや赤ちゃん研究所への理解が深まるように思う。その1010枚がだんだん磨かれていくのかもしれないし。
きむら:ワークショップの会場で見られるようにしておくと、こんな風に赤ちゃんをあじわうことができるんだな…ということを親御さんに伝えることができるかも。
くろかわ:「赤ちゃんめがね」のときもそうだったけど、ツールによって引っ張られることってあるんだよね。こういうものがあると、何かおきそうという盛り上がりが出てくる。そういう意味でも、赤ちゃん研究所を知るきっかけになるかもしれない。
作って壊す。一周回って元に戻る。
きむら:この「プレイリスト(仮称)」の名称はどうしましょうか?これまでたくさんの案を出しましたが…。
あおき:「オモシロガリスト」はどうですか?ギタリストじゃなくて「おもしろがりすと」…。
きむら:うーん、ちょっとドキドキするかも。「インタレスト」じゃなくて「ファニー」と伝わってしまうかもしれない。
こいた:最終的には「好奇心リスト」でいいんじゃないの?
つまり、「気づきカード」を「好奇心リスト」に追加していく。
これまでただの「気づき」だと思っていたものが、実は「好奇心行動」であるということを伝えていくことは、ピープルという会社のミッションにも直結しているように思う。
はなむれ:すごくたくさん案を出したのに、なんでこんなシンプルなところに気が付かなったんだろう…!
(あんなに試行錯誤していたのに!?作って壊すだよなぁ…。でもそれも必要な過程なのかも)
きむら:プレスリリースにはロゴは絶対載せたいよね…。
このあと皆さんは、延々とプレスリリースに掲載する素材や、好奇心マップのビジュアル化の形態についていろいろ話し合いました。
こいた:でも一番やってみたいのは、世界地図を塗りつぶすことだよね~~。
「北欧に行きたい~」
「オーストラリアも…!」
「南アフリカ…!」
赤ちゃん探して世界旅行!いいなぁ…私もついていきたい!!!
わいわいがやがやと、議論は続きます。
さて10月10日にはどんなアウトプットが見られるのか。とても、とても楽しみです!!!
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