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初心者のためのやさしい金融投資(前)

今日は、朝からみぞれ交じりの冷たい雨が降っています。ということで、今日の外出は買い物以外しないので、noteを書くことにします。
過去の金融政策や私の金融投資の失敗談などを交えながら、安全な金融投資からリスクの高い金融投資へと話が展開していきます。

安全な金融投資(原則元本保証)


安全な金融投資を進めていくには、ペイオフ(預金保険制度)の理解が欠かせません。
もし金融機関が破綻した場合のペイオフは、金融機関の預金商品によって保護する範囲が異なります。
たとえば、利子の付かない決済性(当座)預金は全額保護されます。
しかし、普通預金や定期預金などの利子の付く預金は元本が1000万円以内とその利子分のみの保護になります。
また、外貨預金や譲渡性預金などは、ペイオフの対象外となります。


1 各種預金の金利の推移

現在は、「空前の低金利時代」と言われて久しい。日本は、1955年から20年に渡り、世界でもほかに類を見ないほどの高度経済成長を遂げてきました。
その間に、預金金利は上昇していき、1970年代頃には10%を超える郵便局の定額貯金もありました。
1974年には公定歩合が9.0%に上昇し、普通預金金利でも一時最高3.0%程度まで上昇しました。
この高金利時代に郵便局の定額貯金をしておき10年経過すると、預金額が2倍くらいになっているなど、その恩恵に預かることができた人は私を含めかなり多かったものと思います。
現在では、安全とされる各種預金の金利は、軒並み低金利であり、口座振込手数料を考えると、逆にマイナスになってしまうことさえあります。

こうした中で、ネットを通じた金融投資が最も効率的で金利の高いものとされているため、以下の預金金利について説明していくこととします。

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① 普通預金  

普通預金に関しては、年0.001%という大変に低い金利が、大手都市銀行から始まって他の金融機関にも広がっています。そして今までメガバンクよりも若干高い金利であったゆうちょ銀行も、都市銀行と同じ年0.001%です。
ここで、ネットバンクの金利ベスト3を紹介します。
第1位 あおぞら銀行BANK支店         0.20% (ダントツのトップ)
第2位 SBJ銀行、楽天銀行          0.02%
第3位 オリックス銀行、ジャパンネット銀行   0.01%
                                                                                       (2020.1.20現在)

このような中で注目したいのが、イオン銀行の普通預金の金利です。イオンカードセレクトを持ち、そしてイオン銀行との銀行取引で「イオン銀行スコア」をためることによって、通常の普通預金の金利(年0.001%)ではなくて、(年0.05%~0.12%)が適用されています。
さらに、楽天銀行は、楽天証券と紐づける(マネーブリッジ)ことで普通預金の金利が0.1%に跳ね上がります。

② 定期預金

定期預金に関しても、期間や金額にかかわらず年0.01%という大変に低い金利が、大手都市銀行から始まって他の金融機関にも広がっています。ゆうちょ銀行も、同様に年0.01%です。
それに対しネットバンクの定期預金の金利は、大手都市銀行の定期預金の金利の約10~20倍以上もあります。
ではここで、ネットバンクの金利ベスト3を紹介します。現在では、ネットバンクの金利では、期間や金額により大きな違いが出ています。

1年もの       第1位                     第2位      第3位
10~100万未満   じぶん(0.25%)          SBJ(0.12%)                ローソン(0.03%) 
100万以上             じぶん(0.25%)         オリックス(0.2%)       SBJ(0.12%)  

3年もの       第1位                     第2位      第3位
10~100万未満   新生(0.2%)              SBJ(0.15%)               じぶん(0.03%) 
100万以上             オリックス(0.3%)      新生(0.2%)        SBJ(0.15%) 

5年もの                    第1位                     第2位      第3位
10~100万未満   SBJ(0.2%)               じぶん(0.03%)          ローソン(0.03%) 
100万以上             オリックス(0.35%)     SBJ(0.2%)        じぶん(0.03%) 
                                                                                  (2020.1.20現在)

③ 個人向け国債

個人向け国債も、他の国債と同じように日本が発行する債券です。
債券はデフォルト(債務不履行)すると、一瞬で紙くず同然になってしまう心配がありますが、日本の債権は、ほとんどが日本で買われており、他国から比べてもデフォルトする可能性は極めて少ないといえます。

そのため個人向け国債は、債券の中でもリスクが少ない商品といえます。
個人向け国債の投資家へのメリットは、金利が保証されている点です。
個人向け国債には、固定3年、固定5年、変動10年があり、金利は固定で0.05%で、変動型は、変動金利となり、適用利率を半年毎に見直します。

決して高い金利ではありませんが、大手金融機関等の定期金利よりも高く、安心で安全な投資先といえます。
固定金利型はもちろん、変動金利型でも最低金利が保証されています。

なお、国債は様々な証券会社も含め金融機関で取扱っており、金融機関の中には、一定以上の金額を購入するとキャッシュバックがされる特典などもあります。

2 その他の知っておきたいこと

※ 金融機関の振込手数料

ネッバンクには、他の金融機関あての振込が手数料無料でおこなえる銀行があります。一般には、他行宛振込手数料などと呼ばれており、1回あたり手数料が数百円(157円~880円)程度とられるものです。

振込を多く行う人にとっては、金融機関の選定に際し、金利よりの重要な判断基準になる場合があるので、よく理解しておく必要があります。
なお、無料回数はSBJ銀行が特別な条件なしで、1ヶ月間に無料で他の金融機関あてに7回も振込ができます。

※ 定期預金のキャンペーン

定期預金のキャンペーンでは、特別金利や優遇金利が行われることが多く、より高い金利で定期預金に預けられるのでおすすめです。
金融機関にもよりますが、ボーナスや退職金の時期に合わせたキャンペーンが多くなってきたと感じてます。
この時期に合わせ、ネットで調べ十分検討したうえで、選定することが良い方法だと考えています。
因みに、銀行や信託銀行で高金利の金融商品の多くは、ファンドラップや投資信託と定期預金を組み合わせて、顧問料等の手数料を稼ぐ手法が使われています。
一部元本割れの危険性のあるリスキーな商品となりますので、特に注意が必要です。

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今回は、金融投資を理解するうえで特に重要な「安全な金融投資について」の基礎的なものとなります。
金融投資で重要なことは、常に新しい情報を仕入れ、アップデートしていくことが不可欠です。
ここだけの説明では、まだ理解が不十分な方でもわかりやすい金融サイトがありますので、是非、ご活用ください。
なお、今回ご紹介した金利は、このサイトから引用したものになります。


以上が「初心者のためのやさしい金融投資」の前半になります。後半は、徐々に「リスクの高い金融投資」へと話が展開されます。

               では、次回にまたお会いしましょう!!









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