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”首の痛み”を予防する”ために必要な”三つの視点″について考える
こんにちは。
久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。
今日のテーマは「”首の痛み”を予防する”ために必要な”三つの視点″について考える」です。
※本noteは毎週水曜日発行となります
ここのところは「痛み」についての改善方法の視点をまとめて記しています。
「腰痛」→「ひざ痛」と連続的に記してきましたので、今回は「首痛」についてです。
「首の痛みや違和感」を感じたことのある方は多いと思います。
さまざまな原因が考えられますが、今回はその中から3つの視点について考えていきます。
・「ストレートネック」について
![](https://assets.st-note.com/img/1669805431618-jw4hPaO8LJ.jpg?width=1200)
整形外科等でレントゲンを撮った際に、、
「ストレートネックですね~」
と言われた経験がある方は多いのではないかと思います。
これは近年増加傾向にある、首の骨(頸椎)の湾曲がなくなってしまっている状態を言います。
これによって首肩がハリやすくなってしまったり、腕~手のしびれの原因になったりします。
「ストレートネック」とは、、
頚椎の生理的前湾角度が30度以下の状態のこと。
です。
正常な頚椎の湾曲は「30度~40度の間」と言われています。
この湾曲によって重い頭を支え、絶妙なバランスを保っているわけですね。。
要は、「ストレートネック」の場合、頸椎の湾曲がなく、頭の重みの負担が一点にかかりやすくなってしまっている状態ということです。
主な原因は、「前かがみの姿勢の継続」です。
パソコンやスマホを見る機会が増えたことによって、首を前に倒した姿勢をとることが増え、結果として頸椎の湾曲が少なくなり真っ直ぐになっていきます。
やはり、「日常が勝つ」今風に言うと「日常しか勝たん」ですね(^^)
これらを予防するためには、、
・前かがみの姿勢を減らす
・あごを引いてゆっくりと上を向く体操を行う
・胸椎~胸郭ストレッチを行う
・猫背を改善する
などが有効です。
気になる方は実行してみましょう。
・”首の角度″と”首の負担″
![](https://assets.st-note.com/img/1669805463647-nMiY2UzTed.jpg?width=1200)
横から見たときの首の角度によって、身体にかかる負担は大きく変わってきます。
「首の角度と負担の目安」は以下です。
立位で横から見たときの首の角度 → 身体にかかる重さ
0度 → 4.5~5.5kg
15度 → 12kg
30度 → 18kg
45度 → 22kg
60度 → 27kg
0度と60度では5倍近く負担が変わってきてしまいます。
自分の子供がいま15kgくらいですので、首が15〜30度傾いている状態は、首に子供がぶら下がっているのと同じということになりますね。。
相当な負担がかかっていることがわかるかと思います。
なので、ここを意識して改善するだけでもかなり首の負担を減らせるということですね。
頭の重さは大体ボーリングの玉くらいあると言われていますので、それが傾けば付け根である首に負担が来るのは容易に想像がつくかと思います。
それを長時間続ければ、、言わずもがなですね。。
スマホなどを見ている時の首の角度やパソコンを使用している際の首の角度、細かい作業時の首の角度などにに気をつけていくようにしましょう。
・″首肩の左右差″の原因は〇〇!?
![](https://assets.st-note.com/img/1669805489912-LEilvEEx0s.jpg?width=1200)
腰のハリや臀部のハリに左右差がある方は、、
「普段の座り方に問題あり」
なことが多く、そこを是正することで緩和することもあります。
しかし、首~肩のハリに左右差がある方の場合は、、
「普段の首の向きに問題あり」
なことが多いです。
「普段の首の向き」とは、、
・テレビが右側にあるため、首を右側に向けている時間が多い
・職場のパソコンのモニターがななめ左の位置にあるため、首を左に向けている時間が多い
・長時間左右どちらかに向いて寝ている
などなど、例を挙げるときりがないですが、上記のようなちょっとした首の向きの違いで左右差がでることがあります。
ちなみに、右を多く向いている方は左側、左を多く向いている方は右側の筋肉が張る傾向があります。
これは、伸ばされている側の筋肉に、伸ばされまいとする力が入るためで反射的におこなわれている反応です。
なので、気づかないうちに筋肉が張っているということが起こるわけですね。。
首肩のハリが気になる方は、「普段の首の向き」に注意してみると良いと思います。
また、意外な原因としては、
「運転時のひじ掛けの使用」
が挙げられます。
運転時にひじ掛けを利用しながら長時間運転していると、肘をついている方の鎖骨が上がってしまいます。
鎖骨が上がると当然そちら側の肩も上がりますので、左右差の原因になるということですね。
気になる方は普段の首の向きのクセや運転時のひじ掛けの使用をチェックしてみましょう。
・まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1669805517099-SG48K5ezLQ.jpg?width=1200)
今回は「”首の痛み”を予防する”ために必要な”三つの視点″」について記していきました。
肩こりは約1100万人、腰痛が約2800万人、ひざ痛は約1000万人いると言われていますので、すべてを合わせると、約2人に1人は何かしらの痛みがあるということになります。
こうした「痛みの出やすい部位」がなぜ痛みが出やすいかというと「関節の特性」に原因があります。
過去の記事でも記しましたが、関節には「モビリティ関節」と「スタビリティ関節」があります。
モビリティ関節は「筋肉を動かす関節」、スタビリティ関節は「筋肉の動きを安定させる関節」で、「モビリティ関節」と「スタビリティ関節」は交互になっています。
足関節(M) → ひざ関節(S) → 股関節(M) → 腰椎(S) → 胸椎(M) → 肩甲胸郭関節(S) → 肩関節(M)
といった感じですね。
こうしてみると「痛みの出やすい部位」はすべて「スタビリティ関節(安定した方が良い関節)」であることがわかります。
普段は「安定するべき関節」なので「動かすこと」に適していない為、過度に動かされたり安定が失われることで損傷しやすくなるということですね。
こうした全体像を知った上で適切なアプローチが出来るように意識していきたいですね(^^)
「木を見て森を見ず」ではなく幅広い視点で中庸的なアドバイスが必須になりますので、これからもより幅を広げていけるように頑張っていこうと思います。
今回の内容が少しでも何かのお役に立てていれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m