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幸福と不幸は二分の一だ!

幸せを求めてさまよっている人もいる。幸福の青い鳥は見つかるのだろうか。

ぼくは考え方を少し変えたい。

年齢を重ねた先輩方が、過去を振り返った時、「良いことも悪いこともいろいろあったわ」と言われる。
「良いことばかりだったわ」という人はいない。反対に「私の人生は悪いことばかりだった」と言うことはある。

ぼくは「良いことも悪いこともいろいろあった」という話を採用したい。これが人間として妥当な人生だと思うからだ。

確率論に「大数の法則」というのがある。
コインを投げて、その裏表の出る確率は、回数を重ねれば重ねるほど確率は二分の一に近づくというものだ。
コインを偏りなく理想的に投げればという条件でだ。

これを人生に当てはめると、長く生きた人が言う「良いこと悪いことは半々」という話が妥当に思えるのだ。
もちろん、人生を根性のねじ曲がった目で解釈しないという但し書き付きではある。

「若い時の苦労は買ってでもしろ」というのは、大数の法則からすれば真実だということにはなる。そして、幸福になりたければ、先ず苦悩を味わうことだ。その後には幸福がやってくる。すぐではないかもしれないが必ず訪れるはずだ。

さらに、大数の法則を採用して幸福を手に入れるなら、コインを投げ続けなければならないことを忘れてはならない。

多くの人は、コインを投げずに待っている。裏も表も出ない、投げられないコインには何の意味もないのだ。

参考文献:
ニュートンライト 統計 確率編 ニュートンプレス