間違うことの哲学
「人間は必ず死ぬ」と同じように「人間は必ず間違う」というのも真実である。
どんな人間でもこれまで間違ったことのない人はいない。
それなのに何かを決断したり判断するときに「自分は間違っていない」とどうしていえるのだろう。そして、やはり間違えるのだ。
それならば初めから間違うことを前提として考えるべきではないだろうか。
「これは正しい」という時、思考法は間違っていなかったか、バイアスはどうだ、思い込みや期待に強く影響されていないか、そんなことを考慮したのかといったことが重要だ。
さらに、今は正しくとも将来的に間違うのではないかと観察することも大切だ。
そして、「この状況はこれよりも良い説明ができない」というところまで考え抜かなければならない。
そうしていても間違えるのが人間だ。難しいことは簡単に答えが出せないから難しいのだ。
思考の面白さはこんなところにもある。