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考え方を根本的に変えてみる

うまく生きていくうえでの戦略的思考というのは誰でも持っているはずだ。

ぼく自身はここまで互恵主義的な戦略を基本に置いていた。しかし、ここで考え方を変えるべきなのではないかという状況に直面している。

こういった変更を余儀なくされることは誰でもあると思うが、当然、ぼくにもその時がある。それが今だ。

互恵主義を実践してみて分かったのは、自分と同じ考え方を相手が持ち合わせているかどうかによって効果は決まる。何も知らない相手には効果がないのだ。

しっぺ返しの戦略は使えるが、そもそもそうしなければならない相手とは付き合わないので、知識だけで十分だ。

要するに、多くは、こちらが相手に利益を与えたとしても、相手は当然だととらえて、そこで互恵関係は成り立たず終了する。労力の割には成果はない。

生存のための食糧の獲得には役に立つかもしれないが、人間関係の構築や維持には効果が薄い。戦略変更が必要だということを気づかされた。

これからは、ぼくはオブジェクティビズム(客観主義)を採用したい。アメリカの作家であり思想家のアイン.ランドの唱えた思想だ。
それは、
「自分自身の人生が、それ自体目的であるのと同じように、生きているすべての個人は一人ひとりが目的であって、他人の目的や幸福の手段ではない。だから人間は、自分を他人の犠牲にせず、他人を自分の犠牲にせず、自分自身のために生きなければならない。」

「自分自身のために生きなければならないというのは、自分の幸福の実現が、人間にとって最高の道徳的目的であるということだ。」
といった思想だ。

この考えに基づいてみるつもりだ。もっと自分自身に目を向け、やるべきことを徹底してやってみようと思う。他人を犠牲にすることはなしだ。どんな世界が生まれるだろう。

この思想が意外に広まらないのは、ビジネスとしてうまみがないからだろう。個人に自立されて困るのは誰かと考えればわかりやすい。

とにかく、考え方を根本的に変えるということは難しいが、自分自身を実験台にでもしないと何もわからないものだ。悩んでいる時間はないのだ。ウジウジ考え込んでいていいのは、もっともっと若い人のすることだ。

とにかく実践して実践する、プラグマティックに実践することだ。失敗は早くすることが鉄則なのだ。ダメならまた変更するまでだ。

参考文献:
アイン.ランド selfishness 自分の価値を実現する evolving